こんな写真撮ってみようシリーズ 『決定的瞬間写真』
ちょっと面白いタイトルですが、決定的瞬間を撮影するというのが今回のテーマです。
まず、前提として『決定的瞬間』は撮影者が決めれません。相手があって初めて成立するわけですが、瞬間は瞬間でしかありません。つまり、技術云々よりどちらかというと『運』の要素が支配しています。
しかし、確率を高める為にはどうしたらいいのでしょうか?
1.カメラをいつでも撮影できる状態にしておき、臨戦態勢をとっておく
2.ファインダーを覗かず撮影できるように自分のカメラの画角を体感的に理解しておく
3.設定はPモードでいきなり撮影に入れるようにしておき、感度も上げておく
4.瞬間が起きる場所に何度もかようこと
だと思います。瞬間を刹那に捉えきることはもしかして、どんな被写体よりも難しいのかもしれません。プロのカメラマンでも、自分が満足できる『決定的瞬間写真』は一生にそう何度も無い。それをものにできれば一躍有名になることも可能、とまで話す人もいます。
決定的瞬間写真でも色々捕らえ方があります。一般的には『もの珍しい行動、行為』『スキャンダル写真』『非日常の現場:戦場など』捉え方が違いますので、一概には言えませんが、そのチャンスは一瞬であることは違いありません。つまり、被写体がそこにあり、時間的に撮り直しが何度も利くものではなく、次が無い条件での撮影という面が、通常の撮影とは一番異なる点だと思います。
是非、決定的写真を求めて、外に出てください、旅に出てください。きっと素晴らしい瞬間を撮影できることと思います。
写真上 シャチの調教中にシャチが飼育員を威嚇して飼育員が転倒する瞬間
写真下 地下鉄の窓の向こうにもう一つの風景が抜けて撮影できた瞬間(決定的瞬間とはちょっと違いますが)
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