Q.レンズフードってつけた方がいいのでしょうか?
レンズの先っぽについている「謎の物体」を見たことがある人も多いと思います。わざわざレンズの先に付いているので、暗くなるのでは?と思う人も多いと思います。では、なぜつけているのでしょうか?
解説より先に答えを書いてしまいますが
A.1
屋外の強い太陽光などにより発生する、余分な光りの屈折を防ぎます。専門的な言葉で言えば「フレアカット」の効果があります。つまり、強い日中の日差しですと、稀に写真のなかに、余分な光りが入ってしまい、写真が台無しになってしまうことがあるため、それを防ぐものです。
A.2
レンズ保護の為に使用している人もいます。雨天などの撮影などで、レンズを濡らさないように「傘」がわりにすることが出来ますし、混雑した場所ですと、レンズの前玉を傷つくことを防ぐことも出来ます。
■レンズフードはどんな時にでも付けた方がいいの?
では・・レンズフードはどんな時にでも付けた方がいいの?と問われると、そうではありません。屋内の撮影では外しておいたほうがいい場合もあります。広角レンズで角度をつけた撮影(上から下へ見下ろす撮影)などですと、フードの陰が写ったりすることがあります。ですので、屋外では使用し屋内では外すといったのが基本スタイルになると思います。屋内でも、フラッシュが乱発する、記者会見などでは、つけておいた方がいいです。
■どんなレンズフードがいいの?
次に、レンズフードですが、どれでもいいのか?といわれるとどれでもよくありません。
写真1 広角レンズ用 写真2 標準レンズ用 写真3 望遠レンズ用
と自分の持っているレンズの「純正フード」をつけるのが一つの鉄則になります。画角と異なるフードを装着すると、四隅に黒い影が映ることになり、まったく機能を果さない場合がありますので・・純正フード以外で購入するにはお店の人と相談して、互換性があることを確認して購入してください。
レンズフードを使いこなし、光りを上手に利用できる撮影ができると、一段ステップアップした撮影に繋がっていくと思います。