ブームになっているtwitter(ツイッター)だが、
このサービスはユーザーが自ら個人情報を漏らしてしまっている危険性を孕んでいる。
■ツイッター公式検索を使って特定の状況の個人を検索できる
たとえば「彼氏と別れたばかりの女性」や「子供が今春入学する」、
「近く結婚式を挙げる」といった状況の人を割り出し、
なんらかのアプローチをかけることなどたやすいことである。
(例)
ツイッター公式検索で次のように検索
個人情報の検索は他のサービスでも同じと思いがちだが、
フォロワーと仲良くなるスピードはツイッターの方が断然速く、
相手が騙す意図で用意周到に近づいてきた場合、見破るのは至難の業だ。
■つぶやきから個人の位置情報が特定できる
「休暇中」というようなツイートをしたことによって
空き巣に入られてしまったというケースが実際に存在する。
また、ユーザーが自宅に居ないことを示す機能を持ったSNS
「Please Rob Me(=どうぞ空き巣に入って)」がある。
これは自宅以外からの投稿があったユーザーを
「最新の空き巣のチャンス」として一覧表示される。
→Please Rob Me
■フォロワーから情報が漏れる
悪意がなくともツイッターから個人情報が特定されることがある。
リスト機能の危険性がそれだ。「◯◯社」といったリストに分類され、
公開されてしまっている場合、所属が公開されてしまうことになる。
「https://twitter.com/[ユーザー名]/lists/memberships」というURLでどんなリストに
分類されられているかがわかるのでユーザーは一度調べてみるといいだろう。
■メールアドレスからアカウントが発覚する
ツイッターのアドレス帳を利用したユーザー検索が可能だ。
Twitterをやっている事を伏せている身近の人に連絡先として登録メールアドレスを
教えていたらバレているので注意である。
メールアドレスでの検索方法は、
Twitter公式サイト → 友だちを探す と進み、検索したい相手のメールアドレスをアドレス帳に
内包しているメールサービス(Gmail、Yahoo!、AOLのいずれか)を選択してログイン。
するとアドレス帳に登録している人のうち、Twitterをやっていればアカウントが表示される。
また、就職活動中の学生が、ツイッターに登録しているアドレスで
企業に履歴書を送付した場合、企業にアカウントが発覚してしまう。
さらに、メールアドレスからアカウントが発覚すれば、
ツイートには時刻情報も表示されるので仕事中のツイートは簡単に調べられてしまう。
ツイッターに限らず、便利なツールは使いようである。
自らの個人情報公開には細心の注意が必要だ。
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