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ノートPC選びのチェックポイントといえば、OSがWindowsかMacかという部分はさておき、搭載されているCPUとメモリ、本体重量とディスプレイのインチ数あたりが誰しも気になるところ。そして最近では、「充電しやすさ」もその1つに数えられているようです。
PCの充電器、気をつけることは?
充電しやすさの判断材料として挙げられるのが、「PD」ことUSB Power Delivery。かつてノートPCの充電器といえば、製品に付属の純正品を使うものでしたが、PD対応であれば汎用の(もちろんPDに対応した)USB-ACアダプタを利用できます。
USB-ACアダプタのみならず、PD対応モバイルバッテリーからも充電可能となるため、ノートPCの機動力は大幅に向上します。スマートフォンやタブレットと電源を共有できることも大きなメリットです。
しかし、狙うノートPCがPD対応かどうかをチェックするだけでは不十分。あわせて購入するUSB-ACアダプタやモバイルバッテリーのワット数も重要です。
たとえば、Surface Pro 7の電池残量が尽きたとき、充電器/モバイルバッテリーが60ワット以上であれば接続と同時にSurfaceの電源がオンになるものの、60ワット未満の場合は接続から電源オンまでしばらく待たされる(10%の充電が必要)のだそう。より出力の大きいほうが役立つ場面は多いといえます。
ただし、60W以上の充電器/モバイルバッテリーを使う場合は、ケーブルに注意が必要です。PDに対応したUSB-Cケーブルには5A(アンペア)に対応したものとそれ以外があり、60Wを超えるPD充電では5A対応のUSB Type-Cケーブル(最大20V/5A)が必要となるのです。
仮に100W対応のUSB-ACアダプタを用意したとしても、ケーブルが5A対応でなければ、充電が最大60Wに抑えられることになってしまいます。60W以上のPD充電器には5A対応のケーブルを使いましょう。
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