ヨットマスターは、そもそもがヨットクルーズでの使用を想定して作られた、富裕層向けの時計です。1992年に登場して以降しばらくは、ゴールドモデルのみのラインナップでした。その後、1997年にステンレスとゴールドのコンビネーションである「ロレゾール」が登場し、1999年にはステンレスにプラチナ部品を組み合わせた「ロレジウム」が登場します(※1)。
それは、ヨットマスターは、スポーツロレックスの中の“高級モデル”であることです。
つまり、ヨットマスターを着けることは、エクスプローラーやサブマリーナよりも、上位ランクのモデルを着けることを意味するのです。その満足感を味わえるモデルがヨットマスターなのです。
もしかしたら、ここのまでの説明を聞くと、「ちょっとヨットマスターを選ぶのは敷居が高そう」と感じるかもしれません。しかし、そうではないのが、ヨットマスターの魅力です。それは、「ロレジウム」の存在にあります。
ロレジウムは、スポーツロレックスの高級モデルであるヨットマスターの中で、エントリーラインとして存在します。さらに、スポーツロレックスの花形は“ステンレスモデル”ですが、ロレジウムは「ステンレス」と「プラチナ」という同系色同士の組み合わせのため、“ステンレスモデル”のような外観を持っているのです。