ピンホールカメラというのをご存知だろうか。一言で言うとレンズのないカメラ。光を取り込むのは針穴(ピンホール)のみという簡易なカメラのこと。
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ピンホールカメラとは
手作りできてしまうほど簡易なもので、組み立てキットをいただいたので作ってみた。しかし簡易と言ってもカメラ、なかなか一筋縄ではいかずに苦労した。
そんな原始的なカメラはどんな写真が撮れるのだろうか、かなりわくわくして撮ったファーストフィルムから3枚を抜粋したのでご覧ください。
1. 小学校の門
ピーカンの真っ昼間。シャッター開時間は2秒程度だが明るいところはハレーション気味、暗いところは真っ暗という逆光写真のようだが実は逆光ではない。だってほぼ正午なので太陽は真上だったから。
2. 夜の街・道路
打って変わって夜。シャッター開時間は5、6分といったところ。そんなにシャッターを開けていると光が花火のようになるらしい。発見、おもしろい。
3. 夜の街・重ね撮り
夜の街だがフィルムを送らずに重ねて撮った。というよりは送り忘れたのだが、面白い写真になった。
重なっているのはショーウィンドウと放置自転車の群れとバイクの顔の3枚。
初めてピンホールカメラの撮影をした感想は「意外と普通に撮れる」と思った。それと撮影中に思ったのは、夜間撮影の場合1枚撮るのに5〜10分の時間が必要ということ。カメラをセットしてシャッターを開けて、あとは時計を眺める。良いアングルを探して数枚撮るだけで、1時間はすぐ経ってしまう。ただ、それだけ手間をかけた写真は楽しみだったりもする。
今回撮影したカメラはこちら→
INSTINCのおもちゃ箱(個人ブログ この人の写真はまたひと味違う)
撮影機:くま35
ISO:400(フジカラーSUPERIA PREMIUM)