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日本ではハンドピースの滅菌は法律で義務付けられているわけではありません。<o:p></o:p>
日本歯科医師会が平成九年三月に作成した「一般歯科診療HIV感染予防対策Q&A」では、歯科用ハンドピース等の<o:p></o:p>
使用後の消毒・滅菌についてはオートクレーブまたはEOGによる滅菌を原則とする一方、<o:p></o:p>
薬液消毒と十秒以上の空回転をすることと記載されています。これをガイドラインとすると使用後にアルコールで<o:p></o:p>
本体を拭い、数十秒空回しすれば大丈夫ととらえることもできます。しかし、アメリカではハンドピースの滅菌・消毒は義務付けられています。<o:p></o:p>
『エアータービンは、空気や水の噴出を止めるとこれらが逆流し、その際口腔内の唾液や血液あるいは削りかすを吸い込むことが指摘されている。感染予防ということで停止時に生じるヘッド内負圧による血液、唾液、切削屑などのタービン本体への侵入を防止するクリーンヘッドシステム、またカップリング内に内蔵され血液・唾液などが水スプレー回路に逆流することを防止する逆止弁機構などが設置されるようになっている。しかし一番問題となる点はエアータービンヘッドの使用後の滅菌・消毒をどのように行うかである。日本では法律的にエアータービンヘッドの患者ごとの滅菌・消毒は要求されていないが、アメリカではキンバリー事件(*歯科診療所でのHIVの院内感染事故)以後、各州ごとに切削器具を含め、滅菌・消毒が義務付けられており、もし実態調査時に滅菌・消毒していないと開業停止となる。このため患者ごとにエアータービンヘッドは滅菌・消毒してから使用しなければならない。(日本大学歯学部 補綴学教室 五十嵐孝義先生 デンタルダイヤモンド1997年9月号の記事から歯科用ハンドピースの構造上の特徴とアメリカでのハンドピースの取り扱い状況についての記事より引用)<o:p></o:p>
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日本でハンドピースの滅菌が徹底されない理由は義務ではないこと、滅菌にはコストがかかること、またハンドピースを一回の使用毎に滅菌すると滅菌には時間がかかりますし、その間治療を進めるためにそれだけハンドピースの本数が必要になり、滅菌器自体の台数も必要になること、そして頻繁な滅菌はハンドピース内部部品の耐久性を低下させてしまいハンドピースの寿命が短くなること等があげられます。さらにコストがかかるのが人件費です。滅菌するにも人手が必要ですのでハンドピースの滅菌を頻繁におこなうとどうしても滅菌に従事するスタッフの人件費が新たに発生することになります。<o:p></o:p>
義務化されれば全ての歯科医院が滅菌をするようになると思いますが、現状日本ではハンドピースの滅菌はあまり普及していません。ですが優れる歯科では患者さんに安心して通っていただける歯科医院を目指しています。ハンドピースの滅菌は怠ってはならない衛生管理だと考え、使用するハンドピースはひとりひとり患者さんの治療ごとに交換し、機械の外部はもちろん内部までしっかり洗浄・滅菌を行っています。<o:p></o:p>
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