前半は固さが目立ったグランパス。大分に先制され
決定的なチャンスを何度も作られた。しかし後半、グランパスは目覚めた。
「さあウオーミングアップは終わりだ。
これから、いいプレーをしよう」 グランパス ストイコビッチ監督 ハーフタイムにて
「玉田に預けて、戻してくれたので決められた」(ダビ)
相手チームが練り上げた戦術を無力化するダビの身体能力の高さ。
パスに追いついてDFを振り切ると、冷静にキーパーの右側を抜いた。
「美しい三つのゴールはチームがまとまって機能した結果」
ストイコビッチ監督の総括通り、個人技だけではなかった。
勝ち越しの2点目は右サイドのマギヌンから中村を経由して玉田がシュート。
流れるようなパスワークをゴールに結び付けた玉田は
「去年から取り組んだサイド攻撃ができた」と胸を張った。
ダビが個人技と体の強さでチャンスをつくると、チームが数的優位になる。
相手のDFがダビに吸い寄せられると、周りにスペースができる。
それが従来の組織的な攻撃の威力を増す相乗効果を生む。
名古屋の攻撃がスケールアップしているのは間違いない!