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Lv.25
歯周病は歯をささえる骨や歯肉の病気です。たとえば家を想像してみてください。家は土台がしっかりしていないとぐらついてきて、ついには倒壊してしまいます。実は、歯周病もこれと同じことがいえるのです。歯周病は、歯の土台である歯槽骨がだんだんと溶けていき、ついには歯が抜け落ちてしまう怖い病気です。<o:p></o:p>
ではここで歯周病のメカニズムを見てみましょう。歯に付着している歯垢が石灰化し歯石になると、歯と歯肉の付着部分に隙間ができます。これを歯周ポケットといい、ここに細菌などが溜まると炎症が起きます。さらに炎症が歯肉内部に広がると歯根膜や歯槽骨が破壊され、歯を支えきれなくなります。これを治療せずに放っておくと、歯の土台となる歯槽骨まで溶けてしまい、最終的に歯を失ってしまいます。<o:p></o:p>
近年、厚生労働省の調査によると、日本人の約8割が歯周病にかかっているという結果が報告されています。歯周病の恐ろしさは、初期段階では自覚症状がほとんどとないこと。歯のぐらつきや、歯ぐきからの出血などの症状が現れたときにはかなり進行していて、すでに手遅れという場合がほとんどです。驚くことに、40才以上の5人のうち4人は歯周病にかかっているといいます。もはや、歯周病は「国民病」と言えるのかもしれません。<o:p></o:p>
歯周病になりやすい人となりにくい人がいて、その原因がある種の遺伝子の違いによることが分かってきています。よって、重度の歯周病に掛かってる方がいる家系では、特に歯周病の早期発見・早期治療の努力と予防の注意が必要です。<o:p></o:p>
誰でも歯周炎になるのですか?<o:p></o:p>
誰でも歯磨きが上手にできないで、歯垢が付着したままにしていると歯肉炎になりますが、そのまま長い時間が経過すると歯肉炎が進行して歯周炎になります。歯周炎になりやすいかどうかは細菌への抵抗力や細菌の種類などが複雑に絡んできますが、全体的には個人差があり、遺伝も関与する可能性があります。はっきりいえることは歯周炎は歯肉炎の進行型であることと、口の中が不潔な人ほど歯周炎になりやすいということです。<o:p></o:p>
歯周病を予防するために<o:p></o:p>
定期的な検診を受ける事によって歯周病予防を行うことができ、もし歯槽骨に異常が出た場合にも、早期発見、早期治療が可能です<o:p></o:p>
対策<o:p></o:p>
正しいブラッシングを習得しましょう<o:p></o:p>
歯周病の原因となる、プラーク(歯垢)や歯石をクリーニングによって除去しましょう<o:p></o:p>
定期検診を受け、早期発見に努めましょう。<o:p></o:p>
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