近年、先進国では平均寿命の著しい延長が起こり、人口の高齢化が起こっています。その結果、生活習慣病の増加、加齢による免疫機構の低下に起因する感染リスクの上昇といった疾病構造の変化が起こり、治療する側もそれに対する対応が必要とされています。
生活習慣病罹患率の上昇にともない、
歯科手術用照明LEDライト歯周炎などに口腔疾患が全身の健康にかかわることも報告されています。口腔疾患が他臓器へ与える影響としては、糖尿病、心血管系疾患、低体重児出産、肺炎等があります。そのうち肺炎は、日本の死因の第4位であり、その多くを占めるのは高齢者です。高齢者の肺炎のうち、唾液等が気管に流れ込むことによって引き起こされるが「誤嚥性肺炎」です。
口腔や鼻腔から入った空気は肺に向かい、食物や水は食堂に流れ込みます。その分別にかかわっているのが喉頭蓋です。呼吸をしたとき喉頭蓋は動かず、空気は前方にある気管へと入っていきます。
歯科用インプラント装置これに対し、食物を食べたときは嚥下反射が起こり、そのプロセスの途中で喉頭蓋が気管の入り口部分を覆って気管に蓋をし、食道へと流れ込む様な仕組になっています。(2010 歯科衛生士 vol.134 引用)
誤嚥性肺炎を起こした高齢者では就寝中に唾液が気管に流れ込んでいる頻度が高いこともあきらかにされています。そのため誤嚥の阻止と口腔環境の管理が必要ですね。
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