名古屋グランパスについて、かつて監督をつとめた現アーセナル監督ベンゲルが
アツく語ってくれました。聞き手は元グランパスのDF飯島氏です。
Q:名古屋時代の教え子だったストイコビッチが監督になって大躍進した。
ベンゲル:ピクシー(ストイコビッチ)が監督になって、好成績が出たことを
うれしく思う。彼なら常勝チームにできると信じていた。
グランパスは世界的メーカーのトヨタが支えている。
こうしたチームの資質の高さが、監督の能力を引き出したともいえる。
Q:怪我人や主力の出場停止もあって終盤戦6試合未勝利。
初優勝を逃す原因となった。
ベンゲル:一ヶ月前にピクシーと電話で話した。シーズン中は想定外の事が起きる。
普段から選手に無理をさせないようにしているが、難しい問題だ。
Q:ストイコビッチ監督は「自分の目指すサッカーはベンゲル監督の哲学に近い」
と話している
ベンゲル:私のサッカー哲学で大事にしているのは、個々の俊敏性と試合展開の
スピード。日本人選手の質は高い。強いチームとして起動する準備は
できている。日本に必要なのは、いいゴールキーパーとストライカーだ。
Q:来季の名古屋はストイコビッチ監督だけでなく、ベンゲル監督の指導を受けた複数の
OBがスタッフに加わるという。
ベンゲル:「オール・マイ・ナゴヤ」がグランパスに戻って力を尽くすことは、
私にとってもうれしいことだ。むしろ、そうでなくてはならない。
昨季まで残念な結果が続いていたが、名古屋はいつもトップにいるべきチームだ。
ベンゲル監督、ありがとうございました!