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視聴率低調のTBS『重版出来!』安易なテコ入れ連発に、主演・黒木華がブチ切れ寸前!?

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2016年5月12日
esjeen
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女優の黒木華がコミック雑誌の新人編集者を演じるTBSドラマ『重版出来 DVD』が、テコ入れに必死だ。
 同ドラマは、劇中のマンガ作品に河合克敏ら実在の人気マンガ家が描き下ろし作を提供していることで話題だが、さらにいくえみ綾の参加が決まったほか、10日放送の第5話には音楽プロデューサーのヒャダインがゲスト出演。熱心なファンの多いクリエイターの呼び込みは、低迷する視聴率の回復を狙ったものだ。
 同ドラマの視聴率は初回9.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、これは4月にスタートした民放の連ドラ主要14本のうち10位。第2〜3話では7%台に落ち込んだため、第4話では急きょ参加マンガ家を増やし、9.1%に回復させている。ゆとりですがなにか DVDただ、問題は「数字(視聴率)の話だけではない」と制作関係者が明かす。
「主演の黒木さんサイドが、ドラマ作りそのものに不満を持っているようなんです。プロデューサーらにハッキリと口にしてきたわけではないのですが、共演者を通じて耳に入ってきた話があるんです。黒木さんは、脚本や役作りに自分の意見も積極的に出して作品を作っていくタイプの女優さんなんですが、今回のドラマは筋書き、絵コンテ、キャラ作り、すべてそろっているマンガ原作。ラヴソング DVDさらに、テコ入れがあったから、なお人気作家さんたちの意向が優先され、演者は操り人形化しています。主演がアイドルなら、言われたまま何も気にせず従うんでしょうけど、黒木さんは作品にもっと参加して自分を成長させたいようなんです」(同)
 そもそも人気コミックのドラマ化は、ゼロから脚本や演出を考えなくていい“省エネ”な都合のよさで近年、やたらと盛んだ。しかし一方で、役者や脚本家、演出家などが「自分たちの後進が育たない」という不満を抱えやすいものとなっている。
「マンガ原作のドラマは、本当の意味で役者、脚本家、監督を育てませんからね。黒木さんは早くも『次作はオリジナル脚本がいい』なんて漏らしているそうですよ」(前出の制作関係者)
 一説には、ロケ地をめぐって原作側の出版社と制作スタッフ間で対立があったといわれる同ドラマ。東京センチメンタル DVDただでさえ原作に忠実に作らないと原作者やオリジナルのファンから反感を買いやすいドラマではあるが、皮肉にも多数のマンガ家をテコ入れ参戦させているだけに、なお気の使いどころが外部になりがちのようだ。
 考えようによっては、これを乗り越えるのも黒木の役者としての試練ではあるが、視聴率が上がらなければ不満を抱えたまま“失敗作”のレッテルを張られるだけに、悶々とせざるをえない部分はありそうだ。
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