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あいちトリエンナーレ 蔡國強氏の火薬画制作の現場突撃取材!

◇評価 20ポイント
◇閲覧回数 16,124
◇登録日
2010年8月19日
まにあ道事務局
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道場主

Lv.63

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2010年8月18日水曜日、あいちトリエンナーレにて展示される作品制作の現場を突撃取材をしてきました!

→あいちトリエンナーレとは?

今回、まにあ道スタッフが訪れたのは名古屋芸術大学です。こちらの体育館にて高さ3m、幅16mの大きな作品が作られました。
制作アーティストは蔡國強氏! なんとこの方、作品の制作に火薬を用いた変わった技法を使うんです!

→まにあ道ネタ「【現代美術】蔡國強 あいちトリエンナーレ2010参加者紹介」

→その他のトリエンナーレ参加者紹介

では蔡國強氏の特異な火薬アートをレポートします!
では順を追って制作過程をみていきましょう!




 
●前日に別会場で描かれた下絵が設置されています。 ●真剣な面持ちの蔡國強氏。どんな心境で今日の作品制作に臨んでいるのでしょう。




 
●人型の段ボールを切り抜きます。切り抜きは学生スタッフの作業らしく、多くの学生が制作に携わっていて、どの学生も一生懸命に作業に没頭していました。 ●一生懸命さの伝わるスゴい汗の量です。ちなみに会場に冷房等の設備は一切ありませんでした。



 
●学生の切り抜いた人型を用いて、火薬を配置する作業が始まりました。予想以上に繊細な作業らしく、パーツ毎に細かく配置の仕方が変えられています。 ●火薬の種類は全部で5種類。これらの火薬を出来上がりを想像して使い分けているようです。アーティストの感性でシビアな配置がされていきます。



 
●火薬への引火テストです。作品とは別に作られた物でテストを行っていました。サイズは作品の30分の1程度でしょうか、それでもけっこうな火と煙が上がりました。 ●見守る芸大の学生たち。さすがに勉強熱心ですね、プロのアーティストの制作を間近で見れるとあって真剣に見入ってました。




 
●火薬の配置が終わり、作品にシートが被せられます。この時点では何の為のシートなのかは見当もつきませんでした。 ●さあ、メインイベントの引火です! 作品に一瞬で火柱が走り、すごい量の煙が立ちのぼります。大迫力です!



 
●完成しました。上からみるとこんな感じです。 ●完成品が壁に掛けられました。流石に火薬を用いて火を点けた作品はダイナミックですね。(左半面)





 
●インタビュー風景。右の女性は今回モデルを務めたトリエンナーレ出品作家の林加奈子さん。 ●会場外には水玉のプリウスが駐車してありました。どうやらアーティストの送迎はこれで行われているようです。




【アーティスト】蔡國強(ツァイグォチャン)
【作品名】美人魚(びじんぎょ)
【サイズ】1枚:3m×4mを横に4枚並べ全幅16m


蔡國強氏はインタビューにて「火薬は暴力的な素材だが、美しい絵を描くこともできる。それは世界の希望につながる」と話し、完成に満足した様子でした。
とにかく火柱&爆破の迫力に驚きました。17時頃を予定していた引火が結局20時40分頃まで延び、完成を今か今かと待つ状況でしたが、待った甲斐があったと言うものです。
この作品はあいちトリエンナーレ会場にて展示されますので、ぜひ皆さん足を運んで大迫力の末に出来上がった作品をご覧になってください!!!





《編集後記》
今回の取材において、色々な方にお世話になりました。
ご協力をいただいたトリエンナーレスタッフの皆さん、ありがとうございました。
さらに、色々とお手伝いいただいた名古屋芸術大学の学生さんたちに感謝致します。大変助かりました、ありがとうございました。
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