ワールドカップ南アフリカ大会の準決勝、ドイツVSスペインは、
スペインがドイツを1-0で下し、初の決勝進出を果たした。
スペインは序盤からボールを支配して主導権を握り、
後半28分にプジョルが左コーナキックを頭で押し込んでゴール右へ突き刺した。
ドイツは前線に人数をかけてパワープレーで勝負に出た。
しかし、集中力の高いスペイン守備陣は決定的なシュートを許さず、
ボールを奪えば正確なパスワークからカウンターでゴールをおびやかし、
1点を守って逃げ切った。
ドイツは警告累積で出場停止となったミュラーの不在が痛手となった。
右サイドでの展開力に欠け、ここまで5戦13得点を挙げた爆発力が発揮できず、
2008年欧州選手権決勝でスペインに敗れた雪辱を果たすことができなかった。
スペインは、11日27時30分〜(日本時間)の決勝でオランダと激突。
両者ともに初優勝を懸けて対戦する。
これで、W杯で8カ国目の優勝国が生まれることが確定した。
優勝経験がない国同士による決勝は1978年アルゼンチン大会以来。
ワールドカップでのスペインとオランダの対戦は予選も含めて史上初。
国際Aマッチの過去の対戦成績はオランダが4勝3敗1分けでリード、
2002年3月の親善試合以来の顔合わせとなる。
ドイツは2大会ぶりの決勝進出を逃し、
10日27時30分〜(日本時間)にウルグアイと3位決定戦を行う。