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象牙質まで虫歯が進行すると痛むようになり、多くの人がこの時点で虫歯であることに気付きます

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◇登録日
2019年10月10日

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いわゆる初期段階の虫歯で、この時点の虫歯を治療しない人は放置というより気付かないケースが大半です。と言うのも、初期段階の虫歯には痛みもないですし、歯が多少変色する程度の自覚症状しかないからです。ちなみに、虫歯になりたての状態なら削らずに治療することも可能です。本来初期段階の虫歯に気付くことは難しいですが、歯科医院で定期検診を受けている人なら発見可能です。初期段階ではまだ歯の表面しか虫歯になっていないので痛みはないですが、ここから進行することで虫歯の穴は深くなり、やがて痛みを感じるようになってしまいます。<o:p></o:p>

. 象牙質まで進行した状態<o:p></o:p>

象牙質まで虫歯が進行すると痛むようになり、多くの人がこの時点で虫歯であることに気付きます。さて、なぜ虫歯が象牙質まで進行すると痛むようになるからですが、象牙質は歯の表面と違ってエナメル質に覆われておらず、刺激に対して非常に敏感な箇所だからです。逆に言えば、初期段階の虫歯が痛まないのはエナメル質によって痛みという刺激から守られているからです。象牙質まで進行した虫歯の痛みもつらいですが、ここで放置すると虫歯の痛みはさらに激しくなります。これは虫歯が進行して歯髄&hellip;いわゆる歯の神経にまで虫歯に侵されてしまうからです。<o:p></o:p>

口腔内カメラ

. 神経まで進行した状態<o:p></o:p>

虫歯が進行して神経に到達すると、痛みどころかズキズキした激痛を感じるようになります。ここまでの痛みで虫歯に気付かないことはあり得ないため、虫歯が神経まで到達した状態でも治療を受けない人は明らかに虫歯を放置しています。そして、いつまでも治療をしなければ神経は虫歯によって死んでしまいます。神経が死ぬことで痛みを感じなくなるため、中にはこれをプラスに考える人もいます。しかしそれは大きな間違いで、ここで放置することで虫歯は本当の怖さを見せるのです。<o:p></o:p>

. 虫歯菌が全身に回る<o:p></o:p>

神経を破壊しても虫歯は進行を続け、やがて血液にまで侵入していきます。血液は血管を通っているため、虫歯が血液に侵入することで虫歯の菌が全身に回ってしまうのです。そして、虫歯の菌が全身に回ることで思わぬ大きな病気を引き起こす危険性が生まれます。<o:p></o:p>

例えば、虫歯の菌が心臓に回れば心筋梗塞、脳に回れば脳梗塞の要因になります。しかも、実際にこうした事態に陥って死亡したという事例もあるのです。つまり、虫歯を放置し続けることで虫歯が悪化するだけでなく、命にかかわる問題にまで発展するのです。<o:p></o:p>

根管長測定器

. 放置することで起こる問題<o:p></o:p>

上記で説明したとおり、虫歯を放置し続けることで最終的に大きな病気を招く危険性があります。さらに、虫歯の放置はそれ以外にも様々な問題を引き起こします。例えば、虫歯を放置することで歯がボロボロになり、治療を希望しても治療不可と判断されることがあります。そうなると抜歯せざるを得らなくなり、結果的に歯を失うことになってしまいます。また、虫歯の治療は進行すればするほどつらいものになりますし、それに比例して治療期間も長くなり、治療期間が長くなることで治療費にも影響してきます。虫歯の菌は治療しない限りなくならないため、放置することでこのような様々な問題が起こるのです。<o:p></o:p>

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