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「黒川温泉に着いたら何をしよう？」
初めて訪ねられる方は誰もが思うことでしょう。

黒川温泉は温泉地として発展してきました。
温泉地といっても、旅館に宿泊するお客様を
お迎えするための街づくりがすすめられてきたので、
宿泊滞在を前提としたご案内となっているのです。
また、小規模な旅館が多いことから、
団体客を受け入れる旅館も限られているため、
大きな観光バスを停めるスペースも多くありません。

このため、一般の観光地にあるような
大規模な土産物屋さんは存在しません。
さらに見学を前提とした観光施設もないのです。

黒川温泉は露天風呂めぐりを皆様に楽しんでいただいていますが、
それ以外の楽しみはというと、温泉地の景観を
散策することによって楽しんでいただくくらいなのです。

ですから、黒川温泉にお越しの際は、
是非とも露天風呂めぐりをお試しいただきたいのです。

また、黒川温泉は旅館の露天風呂を開放していますので、
お泊りの方を優先せざるを得ない状況にあります。
スーパー銭湯のような日帰り入浴施設ではありませんので
基本的にお風呂の後で休憩して食事をするという形ではありません。

さらにお店や食堂の多くは、夕方５時から６時にかけて
次々と閉まっていきます。
というのも、午後６時ごろからお泊りのお客さんは
旅館の中で食事をするので、外に出てこなくなるからです。

このように、黒川温泉は宿泊を前提とした温泉地なので、
一般的な観光地を期待して来られるとがっかりされる方もいます。

せっかくの温泉地ですから、お泊りになって露天風呂めぐりを
楽しんでいくのが黒川温泉を満喫するコツといえましょう。