自転車のハンドルってよく見ると色々種類があるんです。
JISで規定されているものでは、ドロップ形、フラット形、アップ形、ハイライズとありますが、
実際に使用されているものの中では、他にも派生したハンドルがたくさんあります。
フラットハンドル
いわゆる平ハンドルで、加工の必要がないため安価。
アップハンドル
DHハンドル、ライザーハンドルとも呼ばれ、ハンドルを弓状に曲げて加工してあります。
MTBによく使われ、悪路面での操作性に優れた形です。
ドロップハンドル
ロード系の自転車によく見られる形です。ハンドルの両端が前に出て下がってる形のハンドル。
速度を重視したり、長距離を走ることに優れています。
手のひらが横になる形での走行となる為、自然な姿勢が保たれるメリットがあります。
アナトミックハンドル
ドロップハンドルの派生で、握りやすいようブレーキレバーの下部分が、斜めに直線となっているのが特徴。
この曲がり方がアナトミック曲がりという為この名前になっている。
イタリアのMODOLO社が1986年にリリースしました。
空力ハンドル
ひじをアームレストにのせ、前方のバーをつかむ形での姿勢で運転するハンドル。
両腕は肩幅より狭く、スキーの滑降での姿勢に似ている。
操作性はないが、タイムトライアルやトライアスロンといったスピードを求める競技には最適。
トライアスロンの第一人者スコット・ティンリーが使い始めた。
そのためスコットハンドルと呼ばれていたという話があるが、ガセらしい。
正しくはスコットUSA開発によるものだからとの事。
ハイライズハンドル
いわゆるママチャリで使われているもの。
日常生活で周りの危険を気にしないといけない状況では、
背筋を伸ばした運転が可能なので効果的。
他にも、Hハンドル、ブルホーンハンドル、口ひげハンドル・・・とかあります。