公開当時はあまりパッとしなかった作品であるが
96年(※)サンダンス映画祭で観客賞を受賞するほどの
隠れた名作だと思っている。
さびれた田舎町、ギリアドにひとりの女性が降り立った。
彼女の名前はパーシー。
気難しい年寄りのハナが経営する食堂で働くことになった
パーシーを、町の人は好奇の目を向けていたが
徐々に純粋で優しい彼女に惹かれていく。
しかし彼女には暗い過去があった。
彼女もまた、広大な自然と、町の人とのふれあいの中で
次第に癒されていくのだが・・・
とても切ない話ではある。
しかし、その切なさの中に、どこか心温まるものがあり
ジーンとしてしまう。
特にパーシー演じるアリソン・エリオットの演技が
すばらしく、彼女の演技なしでは語れない作品である。
一度観てみても、損はない作品ですよ。
(※)サンダンス映画祭とはロバート・レッドフォードが
始めたインディペンデントの映画祭。
「明日に向かって撃て(Butch Cassidy and The Sundance Kid)」
の彼の役名:サンダンス・キッドからきている。
この森で、天使はバスを降りた(THE SPITFIRE GRILL)
1996年 アメリカ 116分
監督:リー・デヴィッド・ズロトフ
アリソン・エリオット エレン・バースティン マーシャ・ゲイ・ハーデン
ウィル・パットン キーラン・マローニー ゲイラード・サーテイン
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