サムスン電子は1月22日(米国時間)、新製品発表イベント「Galaxy Unpacked」をアメリカ・カルフォルニア州サンノゼで開催。Galaxy S25シリーズを発売すると発表した。
今回、注目は同社のAI機能である「Galaxy AI」だ。昨年発売のGalaxy S24シリーズから搭載されているが、1年が経過し、さらに進化した感がある。サンノゼの会場でいち早く体験できたので、その「実力」をお届けしたい。
「S25」は画面サイズ6・2インチで、税込み12万9000円から。上位機種の「S25ウルトラ」は6・9インチで、19万9800円から。
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S25の最大の特徴となるAIエージェント機能では、例えば「飛行機の便を調べて友達に伝えて」と指示すれば、AIが飛行機の便をインターネットで調べてリストにまとめ、友人にメールで送信するといった作業を自動で行う。利用者が逐一指示する必要はない。
AIエージェント機能は定型的な事務作業の負担軽減になるとして、企業を中心に普及が進みつつある。AIエージェント機能を搭載したスマホはまだ少ないとみられるが、今後スマホの主力機能となる可能性がある。
サムスンが昨年発売した前モデルの「S24」は12万4700円から、「S24ウルトラ」は18万9700円からだった。高機能化に伴い、3〜5%の値上げとなった。
これまでのAIスマホは、Geminiのように単体のアプリを起動して調べ物をしたり、Galaxy AIではユーザーインターフェースのなかにAIメニューがあり、そこからAIに助けてもらうという流れだった。
今回のGalaxy S25シリーズでは、グーグルの「Gemini」にお願いするというのはこれまでと変わらないが、「調べた結果を他のアプリに渡す」ということができるようになっている。
サムスン電子の場合、Androidベースではあるが、同社独自の「One UI」となっているため、こうした独自の実装が可能なのだろう。ほかにもAndroidメーカーは数多いが、同じAndroidでもあっても、Galaxyにユーザーインターフェイスで追いつくには、若干の時間が必要なのかもしれない。
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