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虫歯の部分を削り取った後、歯の色に似た色のレジン(歯科用のプラスチック)で埋めます(0) |
shikatsuhan |
2020年9月16日 |
閲覧数:2257回 |
口の中の“ミュータンス”という細菌は、歯に付着した食べかすの中に含まれている糖分を栄養源として増殖し“酸”をつくり出し、この酸が歯を溶かし始めます。これが初期の虫歯です。そのまま進行すると、患部に細菌の塊(プラーク)や様々な細菌から出来る膜(バイオフィルム)が繁殖し、虫歯は次第に拡大していきます。 虫歯の進行度合いには、下記の5つの段階があり、この段階、および個々の患者様の状態に応じて、治療法もそれぞれ異なってきます。<o:p></o:p>
初期の虫歯は自覚症状に乏しく痛みもほとんどありません。そのため歯が痛み、しみ始めてきた頃には、ある程度進行した虫歯になっています。「食べる時に歯がしみる」「ちょっとしたことで歯が痛む」などの違和感はありませんか?そのまま放置すると、虫歯はさらに進行し、治療に時間と回数、費用がかかるようになりますので、早めに歯科を受診しましょう。<o:p></o:p>
進行度合い別の虫歯治療
歯科器具<o:p></o:p>
C0の治療<o:p></o:p>
穴が開く前の「最初期」の虫歯です。溝の部分に茶色い着色が見られたり、歯の表面に白く濁った部分が見られたりすることがあります。
この段階であれば、今後のお口の中の環境・虫歯周囲の環境がきれいに保たれていれば削らずに済み、進行していないかの定期的なチェック、もしくはクリーニングやフッ化物塗布による虫歯進行の抑制を行っていくこととなります。<o:p></o:p>
C1の治療<o:p></o:p>
虫歯の部分を削り取った後、歯の色に似た色のレジン(歯科用のプラスチック)で埋めます。虫歯の範囲がエナメル質に限られているため、麻酔をしなくても治療中に痛むようなことは少ないです。<o:p></o:p>
C2の治療<o:p></o:p>
虫歯が象牙質(エナメル質の下にある硬組織)まで達しており、削ると痛む可能性がありますから、治療時に麻酔が必要となることがあります。麻酔の要・不要については、歯科医が判断したり治療時の痛みの出方次第となります。痛みに敏感な方は初めから麻酔をすることも考えられます。虫歯を取り除いた後は「型取り」をして、後日でき上がった詰め物または被せ物を調整、接着します。削るのが小さな範囲で済めばレジンで埋めるだけで済むこともあります。
歯科 タービン 滅菌<o:p></o:p>
C3の治療<o:p></o:p>
既に虫歯菌が、歯髄腔(歯の中の神経と血管が入っている空洞)まで侵入してしまい、歯の中深くまで細菌に感染しています。さらなる細菌の侵入や根っこの先からの顎の骨への感染・炎症による痛み、細菌の残置による化膿を防ぐために歯髄を取り除き、歯の中をきれいに消毒した後、根尖孔(根っこの先にある歯髄の出入り口)までを完全に薬で塞ぎ、根っこの内部と外部とを遮断します。歯の根の治療を終えたら、金属などを使って土台を作り、被せ物をします。<o:p></o:p>
C4の治療<o:p></o:p>
ここまで来ると、詰め物や被せ物をするだけの健全な歯や根っこが残っていないので歯を残しての治療が出来ません。周りの歯茎や骨が感染しないよう歯を抜いて傷の治りを待った後に、歯が無くなったところをどのようにして噛めるようにするかを考えます(入れ歯、ブリッジ、インプラントなど)。歯を抜いた後の傷は、状態にもよりますが1週間ほどで痛み・違和感が無くなり、1か月半〜2か月できれいに治ります。<o:p></o:p>
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