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スイスといえば、ヨーロッパの中でもアルプスに代表される山岳の大自然や、
ネスレやUBS、チューリッヒ保険などの企業でも有名な国です。
そしてヨハンナ・スピリの名作「ハイジ」でも知られていますよね。
さらに鉄道マニア垂涎の高度な鉄道ネットワークを持つ国でもあります。
ところがこのスイスという国は、ヨーロッパではかなりの個性派です。
スイスは正式には「スイス連邦」といい、公用語が4つもあります。
一番多く使われるのはドイツ語ですが、フランス語もよく使われ、
他にイタリア語とロマンシュ語も話されています。
その結果、切手での国名の表示は4ヶ国語すべてを書くわけにもいかないので、
どこの国の言葉でもないラテン語で「HERVETIA」(ヘルヴェティア)と表記します。
ちなみに日本語での国名表記である「スイス」は、意外にもフランス語に由来しています。
次に、スイスは欧州通貨のユーロに参加していません。
現在もスイス・フランを使い続けています。
ちなみに同じスイス・フランを使うリヒテンシュタインを除き、
ユーロを導入している国に完全包囲されてしまっています。
ユーロを使っていない、ということは
EUに加盟していない、ということにもつながります。
スイスは永世中立国であり、徹底して中立を保つことを重要視するので、
EUにも加盟しないこともその実践と言うことができます。
同様の理由で、スイスはつい最近まで国連にさえも非加盟でした。
加盟したのは21世紀になってからの2002年9月なのです!!
しかし、加盟前から国連の政策には協力的で、
非加盟だった時からスイスの西端の街・ジュネーヴには
多くの国連機関が存在していました。
その一方で加盟国間での国境での入国審査を原則として省略する
シェンゲン協定には2008年12月に加盟しています。
このように、スイスは想像以上に個性のある国になっています。
ちょっと違った観点で訪ねると、面白い国だと思います。
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