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犬の品種名を見て、イギリスとのつながりを想像される方もいらっしゃると思います。
特にブルドッグ(イギリスブルドッグ)は、長年イギリスにおいて、
牛(Bull)と戦う闘犬として有名だったこともあり、
現在ではイギリスの国犬として、象徴的な存在になっています。
金融界ではイギリスポンド建ての債券を「ブルドッグ債」と呼んでいるほどです。
(ちなみに日本円建ての債券をサムライ債ともいう)
ところで、イギリスには地名に由来する犬の品種が少なくありません。
★ヨークシャーテリア
ヨークシャーはイングランド北部のヨーク市(York)周辺の地名です。
実際の行政上の区分になるとヨーク市が州から独立しているなど
いろいろややこしいのでここでは省略しておきます。
ヨークシャーの名は豚の品種名としても有名です。
★スコティッシュテリア
この品種、スコッチテリアとも呼ばれていますが、現在はこの名が一般的です。
というのも、スコッチという言い方は商標名(スコッチウイスキーなど)を除き、
スコットランド人への差別を意味する場合があるためです。
もっとも、愛好者は単にスコッティと呼んでいるようです。
★ウェルシュコーギー
コーギーに限らず、ウェルシュテリアなど
ウェルシュの名が付く品種がいくつか見られます。
ウェルシュはウェールズを意味します。
イギリスの主流であるアングロサクソン(ゲルマン系)とは違う民族である
ケルト系の流れをくむウェールズ人は独特の文化を持ち、
このことが人為的に品種をつくる犬の種類にまで影響したようです。
★シェットランドシープドッグ
シェットランドはスコットランドの一部で、
本島であるグレートブリテン島の北に広がる小さな島の集まりです。
ここで実際に牧羊犬として使われてきたのでこの名があります。
Seaviewは犬に関して詳しいわけではないので、
今回はあくまでも地名とのつながりだけにスポットを当てて紹介しました。
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