7歳の知能しか持たない父親サムは
一人で愛娘ルーシーを育てていた。
しかし間もなくルーシーは父親を知能を超える
7歳になろうとしていた。
ある日、サムは家庭訪問に来たソーシャルワーカーによって
養育能力なしと判断され、ルーシーを奪われてしまう。
娘を取り戻すために、サムは
女性敏腕弁護士のリタとともに法廷に挑む・・・
主人公サムを演じるショーン・ペン。
マドンナ(89年離婚)との結婚生活では警察沙汰を起こし
時には役になりきるあまり、毛を抜きハゲにする(カリートの道)。
「暴力的」とか「怖い」イメージが強いが
この作品では愛情溢れる、純粋無垢な7歳の知能を持つ父親を
とても素敵に演じている。
また娘ルーシー役のダコタ・ファニングは
若干7歳にして、みごとな演技力を発揮している。
どちらも天才と言われる役者であり
観る者をグイグイとこの作品の世界へ引き寄せてくる。
さらにビートルズの曲がマッチして
とても温かい感動の味わえる映画となった。
愛ってなんだろう?
と感じている人には是非オススメしたい。
純粋なサムの愛情が
「あぁ、愛ってこういうことなんだ」って教えてくれる。
アイ・アム・サム(I am Sam)
2001年 アメリカ 133分
監督:ジェシー・ネルソン
ショーン・ペン ダコタ・ファニング ミシェル・ファイファー
ダイアン・ウィースト ロレッタ・ディヴァイン リチャード・シフ