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2010年Jリーグ ディビジョン1
3月6日に広島ビッグアーチで行われた広島×清水の一戦にて　なんともトリッキーなPKが行われ
物議をかもし出しました

広島高萩が抜けたところを清水キーパー西部が倒してしまいPKを献上してしまいます
そこで審判の目の前でPKのボールをセットしたのが広島槙野でした

槙野はボールにキスをし　足下にボール置きました
そのままゴールマウスを見つめた状態で後退していきます　よく見るごく普通のキッカーのように
しかしその後の動きが違いました

振り返りゴールを背にした槙野は　落ち着かせるような仕草で大きめの呼吸を繰り返します
するとおもむろにペナルティエリアギリギリに立っていた　清水岩下に対して手で体を押し
もっと下がるように要求します

何をそんなにナーバスになっているのかと思ったら　体を縦に振り意外とリラックスムード
とその瞬間でした

キッカーからして右後方からキャプテンマークをつけた　広島佐藤がダッシュでボールに駆け寄り
シュート！　せこい！　いやトリッキー！
コレには清水の選手全員が騙されたでしょう　キーパー西部も咄嗟に反応しますが防げませんでした
このゴールにより　清水も1点を入れてドローという状態で試合が終わりました

しかしその後に審判団がこのゴールは誤審であったと発表したのです
競技規則では「PKを行う競技者は特定されなければならない」と規定されていて
明らかに槙野がキッカーであったと松崎委員長は言います
岡部主審は「おかしいとは思ったが　清水側も何も言わなかったのでゴールを認めてしまった」とコメント

これにより岡部拓人主審と副審2人に試合の割り当て停止や研修を課すなどの対応を検討する考えを示したようで
審判が割当禁止を食らうと　生活にかなり影響してしまうような気がするので　とても気の毒です
それにこんなトリックプレイは普通やってこないのでかなり不運だと思いますし
「キッカーは槙野だった」とするルールも曖昧だったと思います
槙野はペナルティエリア外でしたし　ゴールに背を向けていました　この時点でキッカーではない気がします

ボールを置いた者がキッカー？　いやボールを蹴る動作を始めた者がキッカーじゃないでしょうか
PKはシュートの動作を始めてから　フェイントなどの対象になると思います
なのでボールを置いた後に　キッカーの変更をしても良いのでは？

今回は審判の判断ミスや認識不足ではなく　正しい判断だったと思いますよ
ゲーム中は清水の選手達も抗議をしなかった　ピッチの上では納得できたジャッジだったからではないでしょうか

ちなみにこのトリックプレイは助走距離が長く　虚をつくためミスを犯す危険もありますし
これやってキーパーにセーブされたら笑い者ですし　PKなんて本来キッカーに有利なもんですから
有利度が飛躍的に上がる訳でもないですからね　ルール的に牽制しなきゃならんもんでもないです

僕は誤審判断が誤審だと思います　皆さんはどうでしょうか？
処分を食らう審判達が不憫でなりません


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