歯が着色し、黄色く見える理由
歯の表面にはさまざまな着色成分が付着しています。お茶やコーヒーに含まれるタンニンと呼ばれる色素やタバコのヤニ(ニコチン、タール)などがステインの原因として知られています。
これらの色素が歯の表面にある「ペリクル(※1)」という成分に付着することでステインとなり、やがて歯が黄色く見える「着色汚れ」となっていきます。
その他にも、加齢と共に半透明のエナメル質が磨り減る一方で、内部の象牙質は厚みを増していくため、磨耗したエナメル質から象牙質が透けることで歯が黄色く見えるという〈内部からの歯の変色〉も進んでいきます。
※1:ペリクルは本来、歯に密着して細菌などから歯を保護する働きやカルシウムやミネラルの流出を防ぎ歯の石灰化を助けるといった良い働きがあります。ただしそれと同時に細菌やステインを呼び寄せる性質もあり、歯の着色汚れを招いてしまいます。
ホワイトニングで歯が白くなるしくみ
ホワイトニング薬の成分として採用されている過酸化尿素や過酸化水素は、前述の〈着色汚れ〉を無色透明に分解する働きがあり、これにより歯が白くなります。また、これらの成分は歯の中に含まれる色素も分解し〈本来の歯の色自体〉も白くする「ブリーチング効果」があります。
また、加齢とともに進む歯の変色に対しては、「マスキング効果」と「ブリーチング効果」が歯を白くみせていきます。マスキング効果とは、過酸化水素がエナメル質表層の構造を変化(角状→球状)させることで光の乱反射を起こし、エナメル質を曇りガラスのように白く見せるしくみです。
ホワイトニングはこのような複雑なしくみにより歯を白く見せていきます。
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