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【THE LEGEND】シャーンドル・コチシュ

◇評価 10ポイント
◇閲覧回数 11,068
◇登録日
2009年4月15日

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FIFAワールドカップ 過去に優勝経験がある国は
ブラジル5回 イタリア4回 西ドイツ3回 ウルグアイ2回 アルゼンチン2回 
イングランド1回 フランス1回の計7カ国のみです

しかし準優勝経験国になるとまた 他国が入って来ますが 優勝していないと
歴史に埋もれてしまいがちです 
ハンガリーもその国のひとつです

1938年 1954年の2回 優勝に王手をかけ 惜しくも逃しています

1954年大会の準優勝の立役者に 見事得点王に輝いた選手がいました
シャーンドル・コチシュが その人です

主にセンターフォワードとして活躍し 177cmと欧州ではさほど高くない身長でしたが
へディングを得意とする選手で 黄金の頭という異名を持つほどです
1954年のワールドカップでは5試合で11得点をし ワールドカップでの1試合平均2.2得点は
未だ破られていない記録です

また当時のハンガリー代表はマジック・マジャールと呼ばれ 欧州最強※を誇り
主将のフェレンツ・プスカシュと共に その中心として活躍していました

※1950年6月の対ポーランド戦(親善試合)から1954年6月のワールドカップ・スイス大会決勝の
 西ドイツ戦まで 32戦して28勝4分無敗という記録を作った
 期間中の1試合平均得点4.5点が示すように 圧倒的な攻撃力が特徴であった


《クラブチーム》

1945〜50年 フェレンツヴァーロシュ(ハンガリー)
1950〜57年 ホンヴェード(ハンガリー)
1957〜58年 ヤング・フェローズ(スイス)
1958〜65年 CFバルセロナ(スペイン)


《ナショナルチーム》

1948〜56年
68試合 75得点


1956年のハンガリー動乱の影響でスペインに亡命しました
また1979年7月22日事故で左足を切断した際に精神的ショックで病院から
飛び降り自殺するというショッキングな最期を遂げています
やはりサッカー選手にとって 足は命同然といったところでしょうか

1954年スイスワールドカップはドイツにて映画化されていますので要チェックです
2003年 ゼーンケ・ヴォルトマン監督 「ベルンの奇蹟」
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