2000年公開の超大作歴史映画。
古代ローマの将軍マキシマスが、暗愚で狡猾な皇帝コモドゥスによって
妻子と地位を奪われ、奴隷である剣闘士(グラディエーター)の身分に
なってしまいます。
しかし、妻子の復讐を成し遂げ、理想のローマを取り戻すために皇帝に
立ち向かって行く、激しくも切ない感動のドラマです。
マキシマスは実在しない人物ですが、
ラッセル・クロウは勇ましくも哀愁の感じさせる演技で、
この役をみごとに演じきってみせました。
クロウはこの「グラディエーター」でアカデミー賞主演男優賞を
獲得。その他にも作品賞をはじめとして、主要5部門を制しました。
この作品から「トロイ」や「キングダムオブヘブン」といった、
近年の歴史大作ブームが始まりました。
暴君コモドゥスが皇帝マルクス・アウレリウスの子供だったりと、
相関関係が史実と反する部分もあります。
しかし、それを補って余りある、すばらしい映像があたかも本当に
ローマ世界に迷い込んでしまったような錯覚を起こさせてくれます。
ホアキン・フェニックス(「スタンドバイミー」のリバー・フェニックスの弟)
のコモドゥスはハマリ役です。
名優リチャード・ハリス演じる皇帝アウレリウスも超かっこよかった!!
グラディエーターの続編の情報もありますが、どうなるのでしょうね。