エンジン設計主任として1954年にモンディアル社から入社したエンジニアがいました。
彼の名は「ファビオ・タリオーニ」。
彼はドゥカティの代名詞といえるデスモドローミックをバイクに初めて採用しました。
彼はより高性能・高出力なエンジンを作る為、高回転化な開発に注力しました。
それまでの方式でのバルブの開閉は、バルブを開く時にカムの山を使って押し、閉じる時はにバルブスプリングの力を使っていました。
しかし高回転になればばるほど、スプリングが回転に追いつかず抵抗が増えます。
デスモはバルブスプリングだけでなく、カム山に沿ってロッカーアームが動き強制的にバルブを閉じる方式です。
これにより抵抗が少なくしかもバルブタイミングが狂いません。
デスモを開発したことで彼の名はドゥカティに刻まれることとなりました。
今でもこの仕組みが採用続けれる事はすごいことです。
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