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電池の電圧と残量の関係は
放電電流が流れているときは電池インピーダンスによる抵抗損失があるため、電圧は低下する。
電池インピーダンスは電池がサイクル劣化した場合は大きくなるため、電圧低下量が大きくなる。
低温では電池インピーダンスが大きくなる性質があり、電圧低下量が大きくなります。携帯電話での経験からもわかるように、この電圧でDell Inspiron 1545 交換用バッテリ残量量を算出する方式は目安的なものでしかありません。しかし、FGに要するコストが安いため、目安的な残量表示で実用になる場合にはこれで充分です。例えば、大容量パックで、取り出す電流値が比較的小さい場合などです。
正確に電池充電残量を算出するためには、電池パックの流入及び流出電流を測定し、それを積分する必要があります。ただし、サイクル劣化や温度での変化があるため、充放電サイクル回数のカウントを行い、それに応じて電池の満充電容量を減少させていくこと、電池パック内の温度を測定し、低温側では満充電容量を減少すること、などを行います。当然これらはマイコンを使用して制御することになります。さらに、完全放電後に満充電を行うと、その時点でのInspiron 6400 互换バッテリー容量値を学習し、データを書き換えることも行います。
スマートバッテリーは本体との通信プロトコルが決められていますが、基本的に2ラインの通信です。すなわち、電池パックとしては最低4端子となります。(電池出力の+と−、およびFGのデータとクロック)
パソコン以外では、本体および電池パックに設ける端子の数をなるべく少なくしたいというコスト上の要求もあり、スマートバッテリー準拠ではなく、例えば1 ワイア通信(電池出力の+と−、およびFGのデータ)にすることもあります。
ノートパソコンは大容量の電池パックであり、かつ、充電後短時間に放電させてしまうことが多く、FG自体の消費電力はほとんど問題にならないのですが、もっと小型の電池パック、端的には携帯電話のように単セルのパックでは、FGの消費電力が大きな問題となります。例えば単セルパックで、50%充電状態で市場に出荷され、流通段階での在庫期間を経て、エンドユーザに渡ったときに、パックが過放電になっていてはなりません。さらにはエンドユーザーの初回動作に必要な充電量が残っていなくてはなりません。流通での在庫期間をどのように見るかという問題もありますが、このような低消費電力のFGを如何に実現するかというのは、DELL XPS L501x 対応充電池メーカー、設計技術者の実力が問われるものです。
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