米人気映画「バットマン」シリーズの最新作「ダークナイト」でバットマンを演じている英俳優クリスチャン・ベール(34)が22日、母親らに暴力をふるったとして、ロンドンの警察に逮捕され、同日釈放された。容疑は否認しているという。
ハリウッドに衝撃が走った。英メディアによると、ベール容疑者は20日夜、ロンドンのホテルで母親と姉に暴力をふるった疑い。母親らが被害届を出し、21日夜にロンドンで行われた「ダークナイト」のプレミア上映会に参加した後、22日に警察に出頭した。警察の取り調べを受け、数時間後に不起訴で釈放されたが、9月に再出頭するという。
警察は容疑者の名前を公表していない。暴力の詳細や理由も不明だが、ベールの姉とみられる女性が自宅で地元記者の取材に対し「家族の問題です」とコメントした。一方のベール容疑者は、弁護士を通じて暴行したことを否定する声明を発表している。
英ウェールズ出身のベールは、ダンサーの母、コメディアンの祖父を持つ芸能一家に育ち、幼い頃から演技に目覚めた。13歳の時にスティーブン・スピルバーグ監督の「太陽の帝国」の主演に大抜てき。その後も演技派俳優として着実に成長し「バットマン・ビギンズ」(05年)などの大作に出演。現在撮影中の人気アクション大作の続編「ターミネーター4」では、主演のジョン・コナーを演じている有望株。
18日全米公開された「ダークナイト」は、公開3日間で1億5534万ドル(約163億円)の興行収入を記録。07年の「スパイダーマン3」が待つオープニング記録を更新し勢いはとどまることを知らなかっただけに、逮捕の影響は各方面で波紋を呼びそうだ。
「ダークナイト」は日本では8月9日から公開。ベールはプロモーションのため、26日に来日予定。28日に東京・有楽町の東京国際フォーラムでジャパンプレミア。29日に記者会見が行われる。配給元のワーナー・ブラザース映画は「来日に影響はありません」としている。
7月24日7時2分配信 スポーツニッポンをコピペでおJAL
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