4号機までと比較して、全般的に時間当たりのコインの増減(特に増える方向)の波を穏やかにするため、大方の台では通常時のコイン持ちが良い。特にメインとなる小役の出現率を設定によって変え、設定が良いほどコイン持ち(1000円単位のゲーム数)が良くなっている機種が多く、リプレイタイム機能やアシストタイム機能を採用することでコインの減り具合を緩和し、その間にボーナスが成立することによって連チャンに似た感覚を遊技者に持たせている機種も少なくない。
短時間の差枚数や連チャンなど、出玉の面でのアピールの弱さをカバーする目的もあり、アニメなどとのタイアップ機や萌えスロも多く発売されている。また、液晶画面を搭載している機種ではボーナス時の単調さをカバーするために、出玉には直接影響しない「ミニゲーム」を盛り込んでいるものも増えており、ボーナス時の液晶画面の演出などに設定差をもたせて設定推測のヒントにしているものもある。
ただし、設定に関しては必ずしも従来の6段階とは限らない。初期のアルゼ系機種では設定1・6のみの2段階設定の機種も存在したほか、2008年現在山佐・ネット・SANKYO・アルゼ・大都技研などが4段階設定を導入しており、設定の段階数を減らす動きが広がりつつある。(山佐、SANKYOは1・2・3・4の4段階、ネットは1・3・5・7で4段階。アルゼの『青ドン』は1・4・6・Hで4段階、大都技研の『新・吉宗』は1・3・5・6の4段階)
4号機後期のようなボーナスのストック機能が認められなくなり、いわゆるゲーム数天井で強制ボーナス放出がなくなったため、延々とボーナスを引けない場合も起こりうる。ただし、ボーナス成立が終了要件のRT機能などが付属している機種(『逮捕しちゃうぞ』のループボーナス、『マジカルハロウィン』のスーパーカボチャンスなど)の場合はそれによって逆に多くのコインを獲得できる。また前回ボーナスから一定ゲーム数を経過するとリプレイタイムやアシストタイムが発動する、「天井RT」「天井AT」によってハマリ救済を行っている機種もある(天井RTは『サンダーVスペシャル』『青ドン』など。天井ATは『餓狼伝説』など)。
後述のような仕様上の特性(完全確率による抽選のみによってボーナスが当選する)から、ストック機に比べて偏り(低設定でも一時的に爆発するなど)が少なく、設定に沿った出玉を得やすい。
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