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ゾーン制運賃を採用するヨーロッパの市内交通

◇評価 10ポイント
◇閲覧回数 18,685
◇登録日
2008年4月25日
Seaview
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道場主

Lv.48

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    ヨーロッパの大都市では、ゾーン制と呼ばれる運賃体系が
    市内交通で採用されていることが多くなっています。
    ゾーンとは区域を意味します。

    ここでは、ロンドンを例にとって説明します。
    該当する交通機関は地下鉄、ドックランドライトレールウェイ(DLR)、
    そして英国鉄道(National Rail=きっぷの種類により適用除外あり)です。
    バスは均一運賃であるため、ゾーン制の適用外です。
    まず、中心部のエリアをゾーン1とします。
    その外周をゾーン2、さらにそのまた外回りをゾーン3とし、
    ゾーン6まで存在します。(ゾーン7以上もあるが特殊なのでここでは省略)
    http://www.tfl.gov.uk/assets/downloads/Standard-Tube-map.gif

    次に運賃です。
    ゾーン1の中だけを移動する場合、ゾーン1運賃を適用します。
    ゾーン2の中だけを移動する場合はゾーン2運賃の適用になりますが、
    ゾーン1よりもエリアの幅が狭いので、その分運賃は安く設定されています。
    ソーン1からゾーン4までまたがって移動する場合は、
    ゾーン1−4運賃が適用になります。

    つまり、ゾーン運賃は市内均一運賃の応用であると考えればいいでしょう。
    ゾーン1というのは、ロンドン地下鉄の環状線(Circle Line)の中とその周辺
    だけなので、都心だけの移動の場合であればゾーン内なのです。
    ゾーン2から6へ数字が大きくなるのは、
    その分都心からの距離が遠くなることを意味します。

    ゾーン制はドイツでも行われていますが、
    特徴的なのは、鉄道や地下鉄など運行事業体が別会社であっても、
    運賃体系が共通化されているので、別会社に乗り換えても
    初乗り運賃を2回払う必要がないという特長を持っています。

    日本の場合、鉄道・地下鉄事業者が複数存在し、
    それぞれが独自の運賃体系を持つ上に、
    均一運賃の制度がバスや路面電車以外に存在しないため、
    会社をまたがると割高になってしまうのが現状です。
    多くが民間企業が運営しているという事情もありますが、
    できるだけ分かりやすい運賃体系にすれば、
    もっと分かりやすくなるのでは、思われます。
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