女優の能年玲奈が10日、早稲田のリーガロイヤルホテル東京で行われた「第22回橋田賞授賞式」に来場し、喜びのコメントを寄せた。
日本人日本ドラマの心や、人と人とのふれあいを温かくとりあげてきた番組と人に対して顕彰助成することを目的とした「橋田賞」。壇上に立った脚本家の橋田壽賀子は「わたしの賞をもらってくださる方にはご迷惑をおかけしているような気がしていて。こんな賞、わたしなら断りますね。この頃は人前に出るのが本当に嫌で、人生で一番嫌な日です。本当に身の細る思いであります」と自虐的にあいさつし、会場の笑いを誘った。
さらに「橋田賞」を受賞した「あまちゃん」に対しては、「すいません、『あまちゃん』観ていないんです」と衝撃の告白。驚きと笑いに包まれた会場に対して「朝は水泳の時間で、お昼は帰ってきていろいろありますので。でも後から後悔して、再放送を観て。これは当たるなと思いました。DVD販売は持っているんだけど、全部は拝見してないんですけど」とコメント。
一方、壇上に立った能年には「天野アキであいさつして」というリクエストが。それに対して、「皆さんはじめまして。天野アキです。大勢の方がいる中、緊張するが、ぜひ、橋田壽賀子さんに『あまちゃん』全編を観ていただけるように。今日は身を引き締めてがんばりたいと思います」と決意を語る。
さらに橋田は「今日あなたにお会いしてみて、他の人じゃ評判にならなかったと思う」と感心した様子。続けて「橋田さんは朝ドラの大先輩で、天の上の脚本家さんだと思っていました。お会いするのは恐れ多かったですが、お褒めいただいて本当にうれしいです」と語る能年に、「じぇじぇじぇは?」と呼びかける橋田。それを受けて能年は「ちゃっかりしっかりいただきたいと思います。じぇじぇじぇ!」とあいさつを締めくくった。
一方、もうひとりの新人賞に輝いた綾野剛は「このような賞をいただけて感謝しています。『八重の桜』や『S-最後の警官-』『空飛ぶ広報室 DVD』と作品が愛された結果でこのような賞をいただけたと思います。特に『S-最後の警官-』『空飛ぶ広報室 DVD』は難しい題材でしたが、スタッフの愛と努力で最後まで戦い抜いた結果、作品が愛されたんだと思います。まだまだ途上ですが、今後、さらに走っていこうと思います」と決意を語った。
【キーワード】
登録されていません
|