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ベッテル3勝目 2011年第4戦トルコGP(0)

ブルンディ
2011年5月9日

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5月8日、2011年シーズン第4戦トルコGPがイスタンブールサーキットで開催されました。優勝は今季3勝目となるセバスチャン・ベッテル。ポールポジションから一度も首位を脅かされることなく、ポール・トゥ・フィニッシュを飾りました。

スタートでは、予選3番手のロズベルグが前のウェバーをストレートでパスして2番手に。その後ろではハミルトンがターン3でウェバーに仕掛けたところでミスし、バトンの後ろ6番手まで順位を下げました。24番手の最後尾スタートを切った小林可夢偉はオープニングラップでハードタイヤながら18番手まで順位を上げました。

3周目よりDRSの使用が許可されると、各順位でオーバーテイクショーが見られるようになり、3周目にはペトロフがミハエル・シューマッハをパス。シューマッハはフロントウィングにダメージを受け緊急ピットインを余儀なくされます。そして5周目には2番手のロズベルグをウェバーがパスし2番手を奪回。ハミルトンもバトンを抜いて5番手となります。しかし8周目にはバトンがハミルトンをパスし、再度5番手を取り返す。

その後はタイヤ交換が順位を変える大きな要因となりました。8周目からはルーチンで1回目のタイヤ交換が始まり、9周目ではバトルをしていたマッサとハミルトンがマッサのオーバーテイク直後に同時ピットイン。タイヤ交換が1秒早かったハミルトンがピットレーンで順位を取り戻す展開も。

11周目には首位ベッテルがピットインして首位をバトンに譲ったが、そのバトンも13周目にピットインして7番手でコースにもどっている。また小林可夢偉もピット作業を済ませ、12番手でコース復帰。一気に12台抜きをしています。ここまでで3回ストップと4回ストップのドライバーに作戦が別れ、その後の展開を大きく左右しています。

その後各車2回目のピット作業を済ませた後、2番手争いをしていたウェバーとアロンソのバトルで、アロンソが前に出て2番手を奪回をします。

3回目のピット作業では、ハミルトンが34周目タイヤ装着に手間取りタイムロス。しかし単独4番手だったためギリギリで順位を保ってコース復帰をしています。

最後4回目のピット作業を行なったウェバーを見て、アロンソもピットイン。2番手は固いかと思われましたが、ファステストラップを刻みながらウェバーがアロンソを猛追。51周目のバックストレッチでついに2番手を奪回します。なお49周目にウェバーが記録した1分29秒703がこのレースのファステストラップ。

その後、ベッテルがリードを保ったままチェッカーを受け、今季3勝目。ウェバーもアロンソを上回るペースで周回を重ね2位表彰台。今年初めてのレッドブル1-2フィニッシュとなりました。3位にはレースペースが光ったフェラーリのアロンソ。4番手、5番手にはマクラーレンのハミルトンとバトンが続きました。最後尾からオーバーテイクを繰り返した小林可夢偉は、3ストップ作戦で懸命にタイヤのタレと戦いながら、何とか10位を守り、3連続入賞の活躍を見せました。

このレースは今年のF1においてタイヤマネジメントが勝敗の大きな要素を握っていることを改めて実感させられる展開でした。タレが出てきたタイヤは、そのタイムの下がり方が大きく勝負になりません。小林可夢偉は予選を戦えなかったことで新品タイヤが多く残っていて、おいしいところを使えたことで入賞を果たし、中国GPで18番手から3位表彰台に上ったウェバーの例と共に、予選の順位は重要ではないことを証明しました。またピットの回数が多いことも波乱を呼び起こす要因。ハミルトンとマッサのバトル。ハミルトンのタイヤ装着ミス及びアウトタイミングの悪さなど、混雑することで起こるハプニングも。

次戦スペインGPは、バルセロナ・サーキットで5月22日に決勝が行なわれます。トルコ同様タイヤに厳しいサーキットで、タイヤマネジメントが鍵を握る展開となりそうです。またピレリはハードよりも耐久性があるスーパーハードを試すことも示唆しており、よりタイヤの使い方を考えなければならないでしょう。作戦で好調ベッテルを止めるドライバーは表れるのでしょうか。調子の上がってきた地元アロンソの走りにも期待。

■F1 トルコGP 決勝結果
順位No.ドライバーチーム
11セバスチャン・ベッテルレッドブル
22マーク・ウェバーレッドブル
35フェルナンド・アロンソフェラーリ
43ルイス・ハミルトンマクラーレン
68ニコ・ロズベルグメルセデスGP
54ジェンソン・バトンマクラーレン
79ニック・ハイドフェルドロータス・ルノーGP
810ヴィタリー・ペトロフロータス・ルノーGP
918セバスチャン・ブエミトロ・ロッソ
1016小林可夢偉ザウバー
116フェリペ・マッサフェラーリ
127ミハエル・シューマッハメルセデスGP
1314エイドリアン・スーティルフォース・インディア
1417セルジオ・ペレスザウバー
1524ルーベンス・バリチェロウィリアムズ
1619ハイメ・アルグエルスアリトロ・ロッソ
1712パストール・マルドナドウィリアムズ
1821ヤルノ・トゥルーリチーム・ロータス
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 11ティモ・グロックヴァージン・レーシング


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