グルノーブル(フランス)17日】フランス2部リーグ、グルノーブルからの移籍希望を表明している日本代表MF松井大輔(29)は17日、欧州での移籍が難航しており、今月31日に閉じる欧州移籍市場で決まらない場合は、Jリーグ復帰を視野に入れることを明らかにした。松井は同日、リーグ第3節のアンジェ戦に今季初めて先発出場し、後半30分に途中交代。チームは0―2で敗れた。
松井は移籍について「(グルノーブルに)残るってことは絶対ないです。ぼくはロシアでも全然いい。今週、来週で決まると思うし、そこで決まらなかったら、枠を広げてもいいなとも思う。日本という選択肢もあるのかな、と思ってます」と、率直に話した。
ポルトガルの名門、スポルティング・リスボンが獲得に乗り出していたが、金銭面で難航し保留状態。パリSG、リヨンなどのフランス1部リーグとの交渉も難航しているようだ。この日、自ら唯一挙げた、「ロシア」からはK・ソベトフが獲得に興味を示しているが、欧州での移籍期限の今月末までに決まらない場合はJリーグ復帰を視野に入れていることを明かした。
今季2部に降格したグルノーブルは会長以下、現地のクラブ経営幹部を一新した。松井は南アフリカW杯で1次リーグ初戦のカメルーン戦でFW本田の決勝点をアシストするなど、全4試合に先発出場し、16強進出に貢献。W杯開催中から複数のクラブから問い合わせが来たが、幹部の新旧交代中で対応できず、クラブ内で松井を放出するという方針を決定するのにも時間がかかり、移籍へ動く出足が大幅に遅れた。
移籍希望を表明したことで、開幕から2試合はバズダレビッチ監督(49)との話し合いの末、ベンチ入りメンバーから外れていた。「監督から出てほしいということで、出ました。前節、チームが負けているから“まだグルノーブルにいるんだったら、出て”みたいな感じ」と今季初出場の経緯を淡々と説明した。「(代理人に)任せているから、決まると思います」と祈るように話した。
スポーツ報知コピー☆☆ でも欧州で頑張ってほしいですがね〜松井選手の考えもあるので頑張ってほしいです。