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名作映画道場

ギルバート・グレイプ(3)

Tippy
2008年1月13日

閲覧数:16777回

ジョニー・デップの作品の中で
名作といえば、必ず登場するのがこの「ギルバート・グレイプ」である。
オーバーなアクションもクセもなければ
ヘンなメイクもしていない
至って普通の好青年(人間)を演じているが
存在感は十分にある。

アイオワ州の田舎町エンドーラ。
父を亡くしたギルバートは、過食症で歩くことができない母と
知的障害を持つ弟のアーニーの世話をしながら暮らしていた。
ある日、トレーラー・ハウスで町から町へと気ままな旅暮らし
をしているベッキーが現れる。
彼女との交際の中で、ギルバートの心が少しずつ変化していく・・・

ギルバートは常に感情を抑えている。
過食症の母のために、食費を稼ぎ
知的障害の弟の面倒を見る。
自分が見放してしまったら、どうなってしまうのか
それを思うと、二人を見放して町を出ていくことができない。
しかし、心は常に願っている。
そんな重荷から解放されたいと・・・
そう考える自分が「罪」な人間であると思い罪悪感が拭えない。

そこへ現れた「一筋の光」のようなベッキー。
彼女とこの町を飛び出したいという思いさえも、
言葉にはできず、裏腹な言葉を発してしまう。

そんな青年ギルバートを演じるジョニー・デップがすばらしい。

またレオナルド・ディカプリオの演じるアーニーに驚く。
初めてこの作品を観たとき、まだディカプリオの存在を知らず
役者ではない・・・と思ってみていた。
それくらいの迫真の(しかし、本人にはいたって自然とも思える)演技である。
すでに天才であったということが伺える。

ベッキー役のジュリエット・ルイスも
どちらかといえば、“クセ”のある役者
というイメージが強いのだが、
この作品では、ジョニー・デップ同様
さわやかな少女を演じているのがいい。

何度観ても、飽きない、爽快感のある作品です。


ギルバート・グレイプ(WHAT'S EATING GILBERT GRAPE)
1993年 アメリカ 117分
監督:ラッセ・ハルストレム
ジョニー・デップ レオナルド・ディカプリオ ジュリエット・ルイス

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コメント(3)
ブルンディ
2008年1月14日

まんまん
2008年1月15日
ディカプリオは、ボーイズライフで知っていました。
この映画での演技はすごかったですね。

役者がみんなすごい!

克兄
2008年1月16日


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