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シーズンズ・グリーティング(2)

Seaview
2007年12月18日

閲覧数:16270回

シーズンズ・グリーティングって言葉、見たことがありませんか?
英語ではSeason's Greetingと書きます。
Seasonal Greetingsなどと少し違う書き方もあります。

実はこの言葉、メリークリスマスに代わる言葉なのです!!
イギリスではこのところ、Merry Christmasの表記と同じくらい、
Season's Greetingの文字が広く見られるようになりました。

Season's Greetingは直訳すれば「季節のご挨拶」にしかならず、
特に冬という意識が感じられないのにもかかわらす、
このような状況が生まれています。

正確な理由を知らないため、Seaviewの推測になりますが、
おそらくイギリスの国民の多様性に配慮したために
このような言い方ができたのでは、と考えられます。
以前のネタでも書きましたが、イギリスは既に多民族国家になっており、
もともとのイギリスの人であるケルト系、
「ゲルマン民族の大移動」でやってきたアングロサクソン系、
植民地支配の関係で移住したインド・パキスタン・バングラデシュ系に中国系、
近年の移民受入政策で移住してきたカリブ系と、
実に多様な人々が共存しているのです。

そして宗教もいろんな宗教が共存しており、
Seaviewが住んでいた地方都市・ボーンマスでさえ
キリスト教会のみならず、イスラムのモスクやユダヤ教のシナゴーグなど
多種多様の宗教施設が存在しているのです。

民族を超え、宗教を超え、年末の祝日を祝うこと。
シーズンズ・グリーティングという言葉には、
そんなさりげない優しさが込められているのかもしれません。

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コメント(2)
克兄
2007年12月24日
色々な状況に配慮した言葉という感じがしていいですね。

民族・宗教・・・色んな壁を越えてみんなで年末の祝日を
祝おうという広く大きな流れはすごく好感が持てます。

Seaview
2007年12月25日
確かにそうですよね。
もっともクリスマスの日は各国で祝日になっており、
イギリスも例外ではないので、宗教を問わず祝わざるを得ないようですね。


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