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【悪魔の詩訳者殺人事件】宗教は恐ろしい 小説には絶対書かないでください(3)

ミノル
2010年1月28日

閲覧数:76668回

最近はケイタイ小説など、多くの人が気軽に小説の執筆活動が行える環境にある。
僕も文章を書くのは好きな質なので、いつか書いてみたいなんて思っている。
しかし素人がおいそれと手を出していいものはこの世には少ない どの世界にもタブーが存在するからです。


小説家の伊藤計劃さんが「小説の中で書いてはいけない国がある」とタブーを告白しました。
正確には国ではなく、その国の宗教問題。


1988年『悪魔の詩(The Satanic Verses)』という小説を巡って人の命が絡む事件が起きました。


『悪魔の詩』がイランで出版された際、その内容がムスリム(イスラム教徒)への冒涜だとされ著者のルシュディーが死刑判決を受けました。
さらに出版関係者から翻訳者に至るまでが標的になりました。


そして当時のイスラムのカリスマ「ホメイニ」の影響力は凄まじく、アラーの断裁と等しい「ファトワー」として扱われ、実行者に対し数億円ともいわれる高額な報奨金を懸けました。
要するに死刑宣告は神の言葉同様と受け取られ、宣告を受けた者達を殺害することに懸賞金がついたということです。
それにより報奨金目当ての暗殺が行われ、トルコで翻訳家37人が殺害されました。

著者のルシュディーはイギリス警察に保護され死刑は免れたようだが、実は迷宮入りした恐ろしい事件があったのです。

日本では筑波大学の五十嵐一助教授が『悪魔の詩』を翻訳しました
そして1991年、何者かに殺害されるという事件が起きたのです。
手口からイスラム教徒と考えられているそうだが、事件から15年後の2006年7月11日、真相が明らかにならないまま殺人罪の公訴時効が成立し未解決事件となりました。

このネタがイスラム教徒の目に触れないことを祈ります。



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コメント(3)
スナキホム
2010年1月29日
該当する小説がどのような内容なのかは
小生としては認識していないが 特定の宗教宗派には刺激的であったのだろう

このような話題には どの時代においても注意が必要であるということを
如実に知らしめる教訓的ネタと言えるだろう

ゴリツァ(`O´)o
2010年1月30日
恐い 普通に恐いネタですね
でも本当にイスラム教徒が犯人ならまだ時効にはなってませんね
犯人が海外にいる場合は時が止まりますもんね

t.A.B.u.
2010年2月1日
これはミノルさんのネタの中でも群を抜く素晴らしいネタだ。
迷宮入りした事件の多くにタブーが隠されている。宗教が結果として金銭に寄る殺害を起こす。人間に嫌気が差すほどの感情を覚える。

そしてゴリツァさんのいうようにこの事件の時効は成立していない。


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