3DS Dental Drug Delivery System(デンタル・ドラッグ・デリバリー・システム)は、抗菌剤によりむし歯や歯周病の原因菌を殺菌し、むし歯や歯周病の予防を行う方法です。
むし歯は、むし歯の主な原因菌であるミュータンス菌による感染症です。このミュータンス菌は、歯のみに付着して増殖するという性質がある為、歯だけに薬を使用することができればミュータンス菌だけを減少させることができます。しかし、ミュータンス菌はバイオフィルムという細菌膜を歯の表面に形成しており、薬剤が直接効かない環境を作っています。
歯科用ライト
3DSは、このバイオフィルムを除去し、歯のみに薬剤を直接作用させることのできる環境を作り、除菌を行う予防方法です。具体的には、マウスピースを作りその中に薬を入れて10分間装着するだけ。簡単ですが除菌効果は非常に優れております。
また、3DSで歯周病の原因菌を取り除くことが口臭予防にもつながるとも考えられています。かなりの予防効果が期待できますが、むし歯にならないのではありません。3DSを行うことにより、通常のブラッシングを続けているだけでムシ歯菌の少ない状態が長期間維持されています。一般的にこの効果は4〜6ヶ月持続されると言われています。<o:p></o:p>
オートクレーブ 歯科
定期的なクリーニングは歯周病の予防や進行の抑制に非常に効果が高いことが学会で報告されています。ブラッシングを自分なりにしっかりして治療もきちんと受けていても、80歳の時点で歯の数はやはりわずかに6〜7本しか残っていません。ところが、きちんと最新の予防プログラムを受けた人は80歳でも約16本残っているんです。これは大変な差だと言えます。
この数は、アメリカや欧米などの歯科先進国では、大きさ差があります。この数を増やすことが私たち歯科医院の使命だと言えるのかもしれません。<o:p></o:p>