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近年の口腔細菌学や疫学的研究から、歯周病が全身に与える影響が数多く報告され、注目されています(0) |
shikatsuhan |
2020年7月21日 |
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歯周病は、歯と歯肉のすき間(歯周ポケット)に溜まった歯垢や歯石のなかの歯周病菌によって、歯肉や歯を支える骨などの歯の周囲の組織が炎症を起こす病気の総称です。
歯周病にかかると、歯肉が腫れて出血するだけでなく、症状が進行すると歯を支える骨が溶け、最終的には歯が抜けてしまう場合があります。歯は、健康な食生活と魅力的な笑顔、円滑なコミュニケーションのために、必要不可欠な器官です。豊かな生活を送るうえで大切な歯を、歯周病で失わないようにするためには、毎日の歯磨きに加え、定期的に歯科医院で検診を受け、歯周病の予防と早期発見に努めましょう。<o:p></o:p>
歯周病と全身疾患への関わり<o:p></o:p>
近年の口腔細菌学や疫学的研究から、歯周病が全身に与える影響が数多く報告され、注目されています。歯周病が進行し、歯周病菌が産生する内毒素や代謝産物が歯肉の血管を通じて血液に流れ込むことで、心臓血管疾患や誤嚥性肺炎、糖尿病、早産低体重児出産などを引き起こす可能性があることがわかってきています。なかでも糖尿病との関連性は強く、糖尿病によって歯周病が引き起こされるだけでなく、歯周病によって糖尿病を悪化させる場合もあります。全身の健康のためにも、お口の健康を維持することは非常に重要です。歯周病は自覚症状がでにくいため、定期的に検診を受けることで歯周病の予防と早期治療を行なうことが大切です。<o:p></o:p>
歯周病は、炎症が歯肉に限定されているときは「歯肉炎」といいますが、それ以上に症状が進行し、歯を支える骨にまで炎症が及んだ状態を「歯周炎」といいます。「歯周炎」は軽度・中度・重度の3つの段階があります。<o:p></o:p>
歯肉炎<o:p></o:p>
歯周ポケットに溜まった歯垢から毒素が出ることで歯肉に炎症が起き、腫れた状態です。<o:p></o:p>
軽度歯周炎<o:p></o:p>
歯を支える骨にまで炎症が及んだ状態で、歯磨きの際に出血するようになります。<o:p></o:p>
中度歯周炎<o:p></o:p>
骨への炎症がさらに進行し、歯根の半分近くまで骨が破壊され、歯肉が著しく退縮します。<o:p></o:p>
重度歯周炎<o:p></o:p>
骨の破壊はさらに進行し、歯根部が露出して、歯が大きく揺れるようになります。<o:p></o:p>
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