まにあ道モバイル

秘密結社道場

「ヴードゥー教」ゾンビを蘇らせる土俗宗教(1)

エイリアンぐれい
2009年6月1日

閲覧数:19113回

ヴードゥー教は、ハイチの宗教的秘密結社で、
アフリカから強制的に連れてこられた黒人達の土俗的信仰(魔術的、呪術的)と
キリスト教が結びついてできたものである。

この教団は、基本的にはキリスト教カトリックだが、
ありとあらゆる宗教が取り入れられており、
神々も複数存在し、その宗教体系や思想体系を整理するのは難しい。

つまり、ヴードゥー教にとって、キリスト教は取り込まれた一部分にすぎない。

ヴードゥー教をもっとも独創的にしているのは、なんといっても魔術的儀式だろう。
そのひとつが、「ダンバラ」という神の化身であるヘビを讃える儀式だ。

そしてもうひとつ、死者の蘇り、「ゾンビ」がある。

これはヴードゥーの司祭が行うもので、死体が腐る前に墓から掘り出し、
生き返らせるという超魔術的なものである。
そして奴隷として働かせるため、農園に売るのだ。
そのため、死人の家族は埋葬後、墓を暴かれないように見張る事もあるらしい。

なおゾンビを作る際には、「ゾンビ・パウダー」なるものが使用される。
主成分はフグ毒と同じもので、司祭によって代々受け継がれるため、詳細は不明だ。
普通に考えれば、覚醒剤や麻薬の一種で人間を仮死状態にし、
目覚めたところを生き返ったと主張するデモンストレーションのようなものだろう。

ただし、ヴードゥー教の司祭は、このような怪しげな魔術を使うだけではない。
実際には、病気治療などの医師的な働きをしたり、相談役となったりしながら、
人々の信仰を得てきた。

ちなみに、「ヴードゥー」は英語読みで、ハイチや西アフリカでは「ヴォドゥン」と呼ばれる。
信者は、アフリカの民間信仰まで含めると世界で5000万人にものぼる。

前のネタ 次のネタ

このネタにコメントを書く!
ログイン

この道場にネタを書く!
投稿


コメント(1)
ゴリツァ(`O´)o
2009年6月1日
昔 テレビで取り上げられて有名になった「ゾンビパウダー」

掟を破ったものに使用し 仮死状態にしたのち意識をあやつり労働に従事させたなどの
記録もあるようです やはり覚せい剤や麻薬の類いのように思えます


ネタリンク
最旬芸能人 写真 めがね 女性ネタ!(0)
ファッション

最終品!! Beatles ビートルズ 写真(0)
ノンセクション

ビートルズ 写真 1(0)
ノンセクション


カテゴリ
スポーツ ミュージック
レジャー・アウトドア ホビー・ゲーム
エンターテイメント アニメ・漫画
グルメ ライフ
ファッション コンピュータ
学問・研究 ノンセクション


ネタを検索する

[*]▼ まにあ道TOP [#]▲

ログイン
まにあ道に新規登録(無料)
まにあ道とは
よくある質問
利用規約
プライバシーポリシー
お問い合わせ

maniado all rights reserved. 携帯アクセス解析