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レナードの朝(4)

Tippy
2007年10月17日

閲覧数:11927回

ある時(アンタッチャブル)は毛を抜き
またある時(レイジング・ブル)は体重を増やす。
役者バカ=ロバート・デ・ニーロと言われるほどのカリスマ役者。

デ・ニーロの作品、数あれど、その中でも上位を争うほど好きな作品
が「レナードの朝」である。

「プリティ・ウーマン」で有名なゲイリー・マーシャルの妹
「ビッグ」「勇気あるもの」のペニー・マーシャル監督が
オリバー・サックスの実話を基に製作した作品。

嗜眠性脳炎という障害のため、30年も昏睡状態にあった
レナード(ロバート・デ・ニーロ)。
彼はセイヤー医師(ロビン・ウィリアムズ)の熱心な治療と
新薬の投与により30年ぶりに奇跡的に意識を回復する。
彼の回復により、他の患者20名にも同じ薬を投与し
彼らも同様に意識が回復する。

ところが、月日が経つにつれて、彼らに副作用が現れ始め
日増しに元の状態に戻っていってしまう・・・


内容は切ないが、難病と闘う患者と医師の奮闘と葛藤が
観る者の心を揺さぶる。
優しい・熱血を演じさせたら、右に出る者はいないほどの
役者、ロビン・ウィリアムズがセイヤー医師をみごとに
演じている。

またレナードに至っては、普通の役者ならば、熱演とでも言うべきところだが
そこはデ・ニーロ。
熱演と言うよりも、「なりきり」の術だ。
こんな演技、近年ではレオナルド・ディカプリオぐらいだろう。
(私は個人的にディカプリオは天才だと思っている。)

このなりきり、驚きです。
必見です。

注:嗜眠性脳炎(しみんせいのうえん)
第一次大戦中に大流行した流行性脳炎。
ウイルスによると考えられ、回復期の嗜眠(しみん)を主徴とする。
近年まったく見られない。
エコノモ脳炎。A 型脳炎。眠り病(大辞林)


レナードの朝(AWAKENINGS)
1990年 アメリカ 120分
監督:ペニー・マーシャル
ロバート・デ・ニーロ ロビン・ウィリアムズ ジュリー・カヴナー
ルース・ネルソン ジョン・ハード ペネロープ・アン・ミラー

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コメント(4)
克兄
2007年10月18日

まんまん
2007年10月18日
最近はともかく、ディカプリオは天才という意見
には大賛成です。

映画「ボーイズライフ」で、その才能を
いかんなく発揮していると思います。
ちなみに、この映画でデニーロと共演してますね。

ブルンディ
2007年10月18日

Tippy
2007年10月18日
>まんまんさん

ご賛同ありがとうございます。

彼ほど実在人物を演じている役者はいないでしょうね。
それは、彼の成せる技(感性)だと思います。

彼の天才っぷりもそのうちネタにしたいなぁ
と思っておりますので、その時は是非とも
また遊びにきてください。


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