パリ・シャルルドゴール空港(CDG)において、
これまでターミナル2Fを使用していた
エールフランス便(AF)の日本線と日本航空(JL)の発着は、
2009年6月17日よりターミナル2Eに変更することが、
エールフランス・日本航空それぞれのニュースリリースで
正式に発表されました。
ターミナル2Eと聞くと、ターミナル2Fよりも古そうなイメージがありますが、
実は2Eは2Fよりも後で建設されました。
ですから、ドゴール空港では一番新しいターミナルということになります。
ターミナル2Eは、もともとスカイチーム加盟航空会社専用の
ターミナルとして建設されました。
このため、これまではエールフランスのほかに
大韓航空やチェコ航空などが乗り入れており、
スカイチーム加盟各社の相互の乗り継ぎを考慮した運用がされています。
しかし、このターミナル2Eはオープンしてから1年もしないうちに
屋根が崩れ落ちるという信じられない事故を起こしています。
この事故は2004年5月23日に起きましたが、
Seaviewは同じ5月上旬にチェコ航空とエールフランスに乗るために
このターミナル2Eを利用しており、危うく難を逃れた格好となりました。
事故の原因は設計ミスによるもので、
現在は問題の個所はきちんと修復されています。
ただ、修復後も空港公団(ADP)は用心深かったのか、
このターミナルは少しずつ利用を拡大する形をとってきました。
そしてついにエールフランスは日本線も2E発着とすることを決断、
共同運航している日本航空も一緒に移転することになったのです。
ちなみに日本航空はワンワールドのメンバーなので、
スカイチーム非加盟の会社としては初めての2E発着となります。
2009年6月17日以降にパリ・シャルルドゴール空港から
JALとエールフランスの直行便で日本へ帰国される場合は、
ターミナル2Eからの出発になりますので、
くれぐれもお間違えのないよう、お願いいたします!