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それでも格安航空会社を利用したい方へ(0)

Seaview
2008年10月18日

閲覧数:7736回

前回のネタでは、ヨーロッパ域内での移動で飛行機を使う場合は、
日本からのフライトと同時予約をすることをお勧めしました。
それでも、格安航空会社(LCC)を利用したいと思う方もいらっしゃるかと思います。
そこで、今回はどんな場合に利用すると便利か、を伝授します。
(LCC=Low Cost Carrier)

過去ネタにも書きましたが、格安航空会社は基本的に
不便な空港から発着する場合が多いです。
このため、中心部まで行くのに時間がかかります。
たとえば、ドイツのフランクフルト・ハーン空港は、
フランクフルトからなんと124kmも離れているので、
時間には充分な余裕が必要です。
つまり「時間がかかる代わりに安い」のが特長なのです。

逆に地方都市からの就航も多いので、
目的地が大都市でない場合は時間短縮にも役立ちます。
Seaviewはかつてイギリスのボーンマスに住んでいましたので、
ボーンマス空港発着の格安航空便を利用して、
ロンドンまで行く手間を省いていたのです。

ところで、格安航空会社と大手航空会社とは、
路線運行に明確な違いがあります。

大手航空会社の場合「ハブアンドスポーク」という
路線編成を行っています。
例えばルフトハンザ航空の場合、
フランクフルトとミュンヘンの2つをハブ空港として
各地からの路線を集中させるのです。
これによって、直接結ばれていない2つの都市を、
ハブ空港で乗り換える形で便利に結ぼう、という考え方です。

しかし、格安航空会社はこういった形はとらず、
「直行便主義」をとっています。
つまり、二地点運行に専念することによって、
乗り換えに対する利便性を敢えて犠牲にしているのです。

なぜこのようなことをするかと言うと、
定時運行を厳格に行うことによって、
極限まで飛行機の運用を増やし、
薄利多売で利益をあげようとするからです。
乗り換えへの対応をする場合、
預けた荷物の仕分けの手間がかかったり、
接続便を待っていたりするケースがでるため、
余裕時間をとる必要があり、
飛行機の運用効率が落ちてしまうからです。

ですから、格安航空会社同士の乗り継ぎは、
乗換空港で荷物を一度引き取って、
再びチェックインする必要があり、面倒です。
格安航空会社の安さをとるか、
大手航空会社の利便性をとるか、
旅行者は二者択一を迫られているといってもいいでしょう。

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