今日、2008年9月13日、東京の銀座にH&Mがオープンしました。
マスコミが大きく取り上げているので、ご存知の方も多いでしょう。
続いて都内の他の場所でも出店が予定されており、
渋谷駅のハチ公前の広場からは、派手なH&Mの広告ボードが
いくつも並んで見える状態になっています。
H&MはIKEA(
過去ネタ参照)と同じ、スウェーデンの会社です。
急速に世界展開を進めており、ヨーロッパのみならず
アメリカや中東でも出店しています。
H&Mはもともとスウェーデンの地方都市Vasteras(ヴェステロース)で
1947年に開業した婦人服店「Hennes」が起源です。
Vasterasは格安航空会社が中心に発着する空港を持っており、
ストックホルム・ヴェステロース空港はあの激安航空会社の
ライアンエア(
過去ネタ参照)が運航していることでも知られています。
(参考:ストックホルムのメインの空港はアーランダ空港)
その後、首都のストックホルムに進出するため、
「Mauritz Widforss」という店を買収しました。
この店は狩猟洋品店でしたが、紳士服を扱っていたことから、
店名を「Hennes and Mauritz」と改めることとなりました。
これを略した「H&M」が現在では正式名称となっています。
ヨーロッパやアメリカで広く店舗展開をしており、
流行りのデザインを安い価格で売ることから、
海外留学をしていた人を中心に日本人にも人気がありました。
このことが日本進出を決断したひとつの理由といえそうです。
Seaviewが住んでいたイギリスのボーンマスにもH&Mは2店舗ありました。
(写真左はコマーシャルロード店、写真中はキャッスルポイント店)
また、イギリスの主要都市には必ずと言っていいほど進出しています。
(写真右はバーミンガム・ブルリング店)
低価格戦略なので、日本ではユニクロと競合します。
H&Mは店の規模がそれほど大きくないので、
多店舗展開するとユニクロのほかにしまむらなどとも競合しそうです。
日本の衣料品販売に革命が起きるのか、注目されます。