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ヨーロッパ旅行道場

実はノルウェーは産油国!(2)

Seaview
2008年9月9日

閲覧数:14548回

日本は石油を主に中東から輸入しています。
ではヨーロッパではどうなっているのでしょうか?

実はヨーロッパには産油国が2つ存在します!!
ひとつはノルウェー、もうひとつはイギリスです!

日本ではノルウェーは漁業の国として有名です。
それも事実で、北海の豊かな漁場に恵まれ、
サバや鮭などの魚がたくさん獲れます。
クジラを食用にする点でも日本と共通しており、
日本と同じく捕鯨国であります。
鮭は養殖も盛んで、日本にも大量に輸出しています。

しかし、実はノルウェーが豊かなのは、
北海にある油田からの原油採掘があるからなのです。
日本の外務省の資料によれば、石油と天然ガスはGDPの実に4分の1を占め、
輸出額にいたっては3分の2以上を占めているほどなのです!

ノルウェーにはStatoilHydro(スタットオイル・ハイドロ)という
世界最大級の原油販売量を誇る国営企業が存在します。
もともとはStatoilとNorsk Hydro(ノルスクハイドロ)が合併してできた会社です。
このうちStatoilはノルウェー国内ではガソリンスタンドも展開していて、
自動車を運転する人には、身近な会社でもあります。

StatoilHydroは本社をStavanger(スタヴァンゲル)においています。
この都市はオスロからはかなり離れており、北海に面した港町です。
しかし、ここは石油産業が盛んであり、北海油田への前線基地になっています。

平地が少なく、漁業のイメージしかないノルウェーが、
なぜ世界有数の豊かな国なのかが、これでお分かりいただけたかと思います。

では電力に関してはどうなっているのでしょう。
実は山と川に恵まれたノルウェーは、
それを生かした豊かな水力発電により、
国内の電力需要をほぼすべてをまかなっているのです!!
その上、大量の電力消費を伴うアルミニウム精錬なども盛んです。

このため、ノルウェーは産油国にもかかわらず
火力発電を行わないという、珍しいエネルギー政策を持っているのです。

ノルウェーは美しい風景と複雑な海岸線が観光の売り物ですが、
産業観光の点でも見所がたくさんあるのです。
オスロだけでなく、ベルゲンやスタヴァンゲルなど
地方拠点都市を訪ねるのもお勧めです。
エネルギー問題を考える上で、ノルウェーへの視察は、
何か大きなヒントを与えてくれるかもしれません。

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コメント(2)
ブルンディ
2008年9月10日
イギリスは知ってましたが、ノルウェーもなんですね。

Seaview
2008年9月10日
道場主です

規模的にはノルウェーの方が大きいです。
ちなみにロシアも産油国ですが、
主な産油地帯はアジア地域に相当するシベリアが中心なので、
今回はヨーロッパには含めませんでした。


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