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イギリスで小切手が不渡りになった時(0)

Seaview
2008年9月7日

閲覧数:11387回

これまでに何度も書いてきたとおり、
Seaviewは大学院留学のためにイギリスで2年半生活してきました。
その間、大学が保証人になってバークレイズ銀行で口座を開き、
各種支払いをしてきました。

イギリスで銀行口座を開くと、原則として小切手帳がもらえます。
大学の学費を払うのに小切手を切ったり、
通信販売での支払でも小切手で払ったこともありました。

Seaviewの親友にケニア人の女性がいます。
彼女はケニアではお金持ちですが、
物価の高いイギリスではさすがに生活が苦しく、
自分で一生懸命働いてお金を工面していました。

それでも足らない時は、私に借金をたびたび申し込んできました。
通常は1週間も経たないうちに現金で返済していましたが、
ある時、一度だけ小切手で返済してきたことがありました。

イギリスの小切手は通常2本の線が引かれ、
そこにはAccount Payeeという文字が印刷されているため、
現金で受け取ることができません。(日本でいう「線引小切手」に相当)
また支払者によって受取人が指定されるのが通例です。

それでは受け取った小切手はどうするかというと、
自分の取引銀行の窓口に持っていって、
口座に預金する形をとることになります。
預金すると翌日くらいには一旦自分の口座にお金が入ります。
Seaviewのケースもそうでした。

しかし、この時は1週間も経たないうちに
入金が取り消されてしまい、額面分の金額が引き落とされてしまいました。
つまり、その小切手は不渡りになってしまったわけです!!

不渡りになるまでの銀行の事務手続きは次の通りでした。
まず、Seaviewがバークレイズ銀行で小切手を預金します。
バークレイズは小切手を発行した銀行に取立てを行います。
取立先の銀行口座にその資金がない場合、
小切手はバークレイズに返却されたあと、
2度目の取立てを小切手発行銀行に行います。
それでもダメな場合、小切手は再びバークレイズに戻ってきます。
そして最終的には不渡りになった小切手が、
Seaviewの元に郵送されてきた、というわけです。

Seaviewはケニア人の親友に不渡りになった旨伝え、
数日後に現金で返済してもらって事なきを得ました。

企業の場合、不渡りを出すと信用を失うため、
経営危機になることが少なくありません。
小切手の取引にはくれぐれも注意しましょう!

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