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ヨーロッパ旅行道場

動物検疫はなぜ必要なのか(0)

Seaview
2008年8月19日

閲覧数:18398回

以前のネタでは植物防疫についてご紹介しました。
今回は動物検疫について説明します。

動物検疫の必要性は、植物防疫同様に重要です。
しかし植物防疫と違い、一歩間違えば人間にも感染する
病原菌が持ち込まれる危険性を持つという事情もあります。

生きた動物の輸入はかなり厳しいものになっています。
特に犬に関しては狂犬病の問題があるため厳重です。
英語ではrabiesと呼ばれており、ヨーロッパ大陸では現在も根絶できていません。

狂犬病は感染した犬にかまれることによって人に感染します。
発症すると治ることは絶望的で、
ただ死を待つだけとなってしまう非常に恐ろしい病気です。
日本では苦労の末、根絶に成功しましたが、
狂犬病が存在しない国は世界では数えるほどしかないのが現状です。

狂犬病の詳細については、製薬メーカー(万有製薬)のサイトに
詳しく出ていますので、参照してください。
(スクロールして下のほうをご覧ください。)
http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec06/ch089/ch089d.html

生きた動物の輸入は厳しい検疫が行われ、
ペットとして海外から連れて帰ってもすぐには入国できません。
特に海外赴任される方で現地でペットを飼われる方は、
事前に綿密な調査が必要です。

そして動物検疫は生きている動物だけに限りません。
食肉もその対象になるので、要注意です。
これは日本の家畜を病気から守るために行われているものです。
生肉を持ち込むことができないのはよく知られていますが、
ドイツなどのソーセージや、フランス・イギリスなどのハムといった
食肉加工品の持ち込みもできないので注意が必要です。

特に注意して欲しいのは「免税店で買ったから」という理由は
一切通用しない、ということです。
ヨーロッパ内での移動では検疫にあまり制約がないため、
現地の人たちが普通に買っていても、
日本への移動では厳しい検疫の対象になるため、
持ち込むことができないのが実情なのです。

詳細については農林水産省動物検疫所の公式サイトをご覧ください。
ページの下に「旅行者・ペットの飼い主」というリンクがありますので
そこから確認してください。
http://www.maff.go.jp/aqs/

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