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ヨーロッパ旅行道場

カルフール広州康王店訪問記(0)

Seaview
2008年8月16日

閲覧数:12092回

Seaviewは中国・広州市に滞在中です。
所狭しと大小さまざまな問屋が集積するこの街は、
国際都市としてビジネスの面で世界に君臨しています。

そんな中、小売業になると他の中国の都市と同様、
外資が多く入っています。
特にスーパーマーケットに関しては、
中国側にノウハウがないため、ほとんどが外資系です。
一例を挙げれば、台湾資本の「好又多」、香港資本の「百佳」、
日系の「吉之島(ジャスコ)」といった感じです。

そんななか、遠くヨーロッパから果敢にも進出した企業がありました。
フランスを代表するスーパーのカルフール(Carrefour)です。
中国語では「家楽福」と書きます。

行ってきたのは、広州地鉄(地下鉄)1号線陳家祠駅近くにある、
家楽福(カルフール)広州康王店です。
ここは高層ビルになっていて、地上低層階はデパート、
中高層階はマンションとなり、カルフールは地下2階と3階にありました。

売っている品物は基本的に中国製の商品ばかりです。
フランス本国にあるカルフールのプライベートブランドは皆無です。
その一方で日本や韓国からの輸入品が少数ながら売られていて、
中には北海道沼田町役場がプロデュースしたトマトジュースの
「北のほたる」まで売られていたのには驚かされました。
他に日本の企業が中国で生産した商品も多数売られています。

Seaviewはフランス、チェコ、マレーシア、日本、ブラジル、中国の6カ国にて
カルフールで買い物した経験を持っています。
特徴として、ヨーロッパ以外のカルフールは、
基本的に現地適応のスタイルをとるため、
見かけ上のフランスらしさというものはあまり見られません。

しかしマネジメントといった経営方法は、
フランスのスタイルをそのまま持ち込んでいます。
このため、スーパーが存在しなかった国への進出にはプラスに働きますが、
日本のように自国のスーパーが発展してきた国では、
現地の商慣行になじめずに終わってしまうケースもあります。

中国人はカルフール=フランス資本ということを知っているので、
中国とフランスとの関係が悪くなると、
不満の矛先がカルフールに向かうというジレンマもあります。
ヨーロッパ企業が他の地域に進出するのは、
決して楽ではないことを、この事例は示しているようです。

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