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ヨーロッパ旅行道場

交差点にロータリーがあるのはなぜ?(0)

Seaview
2008年7月4日

閲覧数:31269回



イギリスには、信号機がない代わりに
ロータリーが交差点になっているケースが見られます。
これを「ラウンドアバウト」(Roundabout)といいます。

イギリスは日本同様、自動車は左側通行の右ハンドルです。
このため、ラウンドアバウトもそれにあわせたルールがあります。

ラウンドアバウトの中は右回りの一方通行です。
接続している道路から中に入ろうとする時は、次の手順になります。

1.右手から他の車が来ないことを確認する
 (つまりラウンドアバウトの中を回る車に優先権がある)
2.左折して中に入る
 (一方通行なので右折はできない)
3.自分の出たいと思う道路に向かって左折する
 (右回りなので右折すれば中央部にぶつかるだけ)

日本にはあまり見かけることがないシステムなので、
イギリスをレンタカーでドライブする場合には戸惑うかもしれませんが、
このルールさえ覚えればまず大丈夫です。

利点としては、いくつかの行き先が
放射状になっている場合の交通が円滑にできます。
もし、十字路をラウンドアバウトにすると、接続する道路が4つですが、
この道路の数が6つでも7つでも物理的には可能です。
また、日本の交差点では右折をするのに
対向車線の直進車がいなくなるまで待つか、
右折信号を待つ必要がありますが、
ラウンドアバウトの場合、その心配は不要です。
さらにUターンしたいときは、ぐるっと1周してから
元の道路に戻ることで簡単にできます。

欠点は、直進しなくてはならないクルマも
強制的にラウンドアバウトに入らなくてはならないことです。
このため交通量が多い場合、なかなかラウンドアバウトに
入れないケースもあり、渋滞の原因になることもあります。
また、巨大なラウンドアバウトの場合、混乱を避けるために
ラウンドアバウトの中に信号があるケースもあります。

なお、イギリス以外の国でもこのシステムを導入している国は多く、
フランスのパリの凱旋門もその代表例と言えます。
ちなみにフランス語ではロン・ポワン(Rond-point)といいます。
但し、車が右側通行の場合は左回りの一方通行となり、
入るのも出るのも、すべて右折することになります。

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